「働きたくない」というあなたへ / 山田ズーニー

2025年4月20日日曜日

ノンフィクション

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元進研ゼミ小論文編集長で、現在は文章表現・コミュニケーションインストラクターである著者が、なぜ人は働くのか、働くとはどういうことなのか、読者の意見も紹介しながら掘り下げていく本です。

「ほぼ日刊イトイ新聞」のコラム「おとなの小論文教室。」(2008年~2010年)の中から選択され、加筆修正された内容です。

著者は、「働きたくない」という学生にたまに出会うことがあるといいます。
はなから仕事に意義を見出せない学生は、男子にも女子にもいるそうです。
そんな学生に著者はどんなメッセージを送り、読者からはどのような反響が返ってくるか…。
私の印象に残った、著者と読者の意見の一部をご紹介します。

【仕事とは】

  • 「仕事」は、あなたと「社会」をつなぐ「へその緒」になる。
  • 「働きたくない」なら、それでいい。だけれど、自分が自立して生きていくためには、「金」と「愛」は要る。(中略)この「金」と「愛」を自分で創意工夫したり、汗を流して、自分の手で得て生きていけるというのが、私にとっての 「自由」だ。
  • 仕事の拘束に耐え、義務を負い、りっぱにまっとうして成果を出したものにだけ、対価として自由は得られるのだ。
  • 多分小学校のころでしょうか。人は何で働くのか?という問いを先生がして、みんなが答えました。「お金をもうけるため」「家族と暮らすため」「自分の楽しみ」・・・まあ、みんな色々なことを言います。で、最後に先生が、「みんな正しいんだけれど、一つ忘れていることがあります。人の役に立つために働くんです。」と付け加えました。いや、びっくりしました。

【行く場所と帰る場所】

  • 人には「行く場所」と「帰る場所」が必要だ。
  • 結婚を人生の目標に掲げる男子学生も、玉の輿を目指す女子学生も、「帰る場所」を得たいと言っている。(中略)それは、いいことなんだろう。でも「行く場所」は?

【「楽しく生きる」について】

  • ある日、いつものように大学生の就活サポートをしていると、強烈な違和感を持って、学生の、この言葉が耳に入ってきた。「楽しく生きる」。一瞬、ほかのことが吹っ飛ぶほど、わたしはその言葉に凍りついた。
  • 「楽しく生きる」、私はそれに賛成できません。私が常日頃心掛けているのは、「生きることを楽しむ」だからです。愉快なことばかりじゃない、苦しいことや、いやなところ、全部ひっくるめて「生きること」。そう理解したうえで、それを楽しんでやろう!と思っています。
  • 人生で苦しいことをやらなければならないときは、必ずある。けれど、そこにささやかな楽しみや幸せを見つけるのは、知恵ひとつでできる。(中略)私はそういう知恵を持った人間でありたいです。
これから就活する方や、自分にとって仕事とは何かもう一度考え直したい方におススメします。

ネットの人気コラム「おとなの小論文教室。」で大反響を巻き起こした、大人の本気の仕事論。
「働くってそういうことだったのか!」
働きたくない人も、働きたい人も今一度、仕事を、生き方を考えたくなる本。
(amazonより抜粋して引用)

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関東在住で、医療関係の事務に携わっています。
家事・育児と、遠隔地で一人暮らしをする80歳代の母の健康状態にも目を配りつつ生活しています。
医療・医薬に関する一般向けの本、母のための老人施設・介護の本、私が興味を持つ科学、音楽、歴史に関する本、時事解説本、小説など、年間100冊程度読んでいます。
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