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ハイテク分野で活躍する天才達が目指す、既存の国家も民主主義も超越した数学的に正しい統治について、作家の橘玲氏が紹介する書籍です。
「リバタリアニズム」とは、自由のみを重視する自由原理主義(古典的自由主義)。「リベラリズム」とは、自由に加えて平等も重視する自由主義。
「功利主義」とは、「最大多数の最大幸福」を正義とする倫理学の理論。
「新自由主義(ネオリベ)」とは、リバタリアニズムと功利主義を包括して、国家による過度な規制に反対し自由で効率的な市場が公正で豊かな社会を作るという考え方。
「テクノ・リバタリアン」とは、「自由を重視する功利主義者のうち、極めて高い論理・数学的能力を持つ者たち」と橘氏は定義し、テスラのイーロン・マスク氏やペイパルの創業者のピーター・ティールなどを代表例として挙げます。
また、彼らを含むシリコンバレーの天才達は、極めて高い論理・数学的能力に恵まれた、システム化された脳を持つ「ハイパー・システマイザー」である一方、自閉症傾向を持ちコミュ力が低いと橘氏は語ります。
そして彼らは、暗号テクノロジーのような数学的手法により、中央集権的な組織(国家や権力)を必要としない、真に自由な世界(ネット時代の無政府主義)を実現しようとしているのだと。
国家の枠組みを超えて全世界の人にユニバーサル・ベーシック・インカムを支給する代わりに年金、医療保険、生活保護など国による救済策はすべて廃止するという案や、私有財産に毎年定率の税を課す共同所有自己申告税(COST)、平方根投票によるデモクラシーなど、私の常識を超えたアイデアが紹介され、ちょっと頭がくらくらします。
テクノロジーによる世界の変革に興味をお持ちの方におススメします。
そこは楽園か、ディストピアか?
シリコンバレーの天才たちが希求する「数学的に正しい統治」とは?
アメリカのIT企業家の資産総額は上位10数名だけで1兆ドルを超え、日本のGDPの25%にも達する。
いまや国家に匹敵する莫大な富と強力なテクノロジーを独占する彼らは、「究極の自由」が約束された社会――既存の国家も民主主義も超越した、数学的に正しい統治――の実現を待ち望んでいる。
いわば「ハイテク自由至上主義」と呼べる哲学を信奉する彼らによって、今後の世界がどう変わりうるのか?
ハイテク分野で活躍する天才には、極端にシステム化された知能をもつ「ハイパー・システマイザー」が多い。
彼らはきわめて高い数学的・論理的能力に恵まれているが、認知的共感力に乏しい。
それゆえ、幼少時代に周囲になじめず、世界を敵対的なものだと捉えるようになってしまう。
イノベーションで驚異的な能力を発揮する一方、他者への痛みを理解しない。
テスラのイーロン・マスク、ペイパルの創業者のピーター・ティールなどはその代表格といえる。
社会とのアイデンティティ融合ができない彼らは、「テクノ・リバタリアニズム」を信奉するようになる。
自由原理主義(リバタリアニズム)を、シリコンバレーで勃興するハイテクによって実現しようという思想である。
いわゆるリベラル層は、所得格差と富の偏在を不道徳とする傾向がある。
だが、それは逆に言うと、「自由」を抑圧することになる。
自由のない世界では、マスクやティールのような「とてつもなく賢い」人々は才能を殺され、富を簒奪されることになるからだ。
彼らは「テクノロジーによってすべての問題は解決できる」と考えている。
AI、ゲノム編集技術を駆使して人類は不死を手に入れ、森羅万象を操る「ホモ・デウス」になれると確信する者も多い。
また彼らは、国家のような中央集権的な組織に依存せずとも暗号(クリプト)テクノロジーによって個人と個人をつなぎ、暗号資産をもってすべての信用決済が可能になる社会が到来するとも信じている。
その行きつく先は、「暗号によって個人を国家のくびきから解放する」とする過激な無政府主義「クリプトアナキズム」である。
実際、クリプトアナキストのひとりは「反民主主義」を標榜し、「世界中の民主政治と称するものを、暗号化を利用して根底から揺るがしたい」と公言している。
「この惑星上の約40~50億の人間は、去るべき運命にあります。
暗号法は、残りの1%のための安全な世界を作り出そうとしているんです」(ティモシー・メイ)
――とてつもない富を獲得した、とてつもなく賢い人々は、いったいこの世界をどう変えようとしているのか?
衝撃の未来像が本書で明かされる。
シリコンバレーの天才たちが希求する「数学的に正しい統治」とは?
アメリカのIT企業家の資産総額は上位10数名だけで1兆ドルを超え、日本のGDPの25%にも達する。
いまや国家に匹敵する莫大な富と強力なテクノロジーを独占する彼らは、「究極の自由」が約束された社会――既存の国家も民主主義も超越した、数学的に正しい統治――の実現を待ち望んでいる。
いわば「ハイテク自由至上主義」と呼べる哲学を信奉する彼らによって、今後の世界がどう変わりうるのか?
ハイテク分野で活躍する天才には、極端にシステム化された知能をもつ「ハイパー・システマイザー」が多い。
彼らはきわめて高い数学的・論理的能力に恵まれているが、認知的共感力に乏しい。
それゆえ、幼少時代に周囲になじめず、世界を敵対的なものだと捉えるようになってしまう。
イノベーションで驚異的な能力を発揮する一方、他者への痛みを理解しない。
テスラのイーロン・マスク、ペイパルの創業者のピーター・ティールなどはその代表格といえる。
社会とのアイデンティティ融合ができない彼らは、「テクノ・リバタリアニズム」を信奉するようになる。
自由原理主義(リバタリアニズム)を、シリコンバレーで勃興するハイテクによって実現しようという思想である。
いわゆるリベラル層は、所得格差と富の偏在を不道徳とする傾向がある。
だが、それは逆に言うと、「自由」を抑圧することになる。
自由のない世界では、マスクやティールのような「とてつもなく賢い」人々は才能を殺され、富を簒奪されることになるからだ。
彼らは「テクノロジーによってすべての問題は解決できる」と考えている。
AI、ゲノム編集技術を駆使して人類は不死を手に入れ、森羅万象を操る「ホモ・デウス」になれると確信する者も多い。
また彼らは、国家のような中央集権的な組織に依存せずとも暗号(クリプト)テクノロジーによって個人と個人をつなぎ、暗号資産をもってすべての信用決済が可能になる社会が到来するとも信じている。
その行きつく先は、「暗号によって個人を国家のくびきから解放する」とする過激な無政府主義「クリプトアナキズム」である。
実際、クリプトアナキストのひとりは「反民主主義」を標榜し、「世界中の民主政治と称するものを、暗号化を利用して根底から揺るがしたい」と公言している。
「この惑星上の約40~50億の人間は、去るべき運命にあります。
暗号法は、残りの1%のための安全な世界を作り出そうとしているんです」(ティモシー・メイ)
――とてつもない富を獲得した、とてつもなく賢い人々は、いったいこの世界をどう変えようとしているのか?
衝撃の未来像が本書で明かされる。
(amazonより抜粋して引用)

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