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多様性に富んだイギリス社会で、中学生の息子の成長を母の視点で温かく見守る、エッセイのような小説です。
著者は保育士の経験をもつフリーライターの日本人女性。その夫は元金融マンで現在は大型トラック運転手をしているアイルランド人。物語は、彼らの息子が、市内トップランクのカトリック系小学校を卒業し、元底辺中学校といわれる地元の公立中学に入学するところから始まります。
幅広い民族、国籍、貧富の差、政治的思想、性的嗜好など、多様性に富んだイギリス社会の縮図のような公立中学で、多様性は大切だと教えられながらも、息子は実際に多様性の中で生きることの難しさに直面します。
「多様性は、うんざりするほど大変だし、めんどくさいけど、無知を減らすからいいことなんだと母ちゃんは思う」という言葉からは、ときに差別を受けながらイギリスで生きてきた母の強さを感じます。
また、英国の公立学校教育では、Citizenship Education という授業があり、そこでは、empasy について学ぶのだそうです。
empasyとは、他人の感情や経験などを理解する能力であり、sympasy(同情、共感)とは異なる概念であると。
期末試験で「empasyとは何か?」と出題され、「自分で誰かの靴を履いてみる(英語の定型表現で”他人の立場に立つ”)こと」と答えた11歳の息子くんに心の中で拍手しました。
移民問題やEU離脱に揺れたイギリス。著者と息子がそこで体感した「地べた」の生活の色やにおいや温度感をリアルに味わいたい方におススメします。
Yahoo!ニュース | 本屋大賞 ノンフィクション本大賞受賞、60万人が泣いて笑って感動した大ヒットノンフィクションが待望の文庫化!
人種も貧富の差もごちゃまぜの元底辺中学校に通い始めたぼく。
人種差別丸出しの移民の子、アフリカからきたばかりの少女やジェンダーに悩むサッカー小僧……。
まるで世界の縮図のようなこの学校では、いろいろあって当たり前、でも、みんなぼくの大切な友だちなんだ――。
優等生のぼくとパンクな母ちゃんは、ともに考え、ともに悩み、毎日を乗り越えていく。
最後はホロリと涙のこぼれる感動のリアルストーリー。
人種も貧富の差もごちゃまぜの元底辺中学校に通い始めたぼく。
人種差別丸出しの移民の子、アフリカからきたばかりの少女やジェンダーに悩むサッカー小僧……。
まるで世界の縮図のようなこの学校では、いろいろあって当たり前、でも、みんなぼくの大切な友だちなんだ――。
優等生のぼくとパンクな母ちゃんは、ともに考え、ともに悩み、毎日を乗り越えていく。
最後はホロリと涙のこぼれる感動のリアルストーリー。
(amazonより抜粋して引用)

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