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文芸評論家の著者が、2013年~2023年に話題となった150冊をざざっと要約して紹介してくれる本です。
「震災からコロナまで」の10年間に、著者が週刊朝日の書評コーナー「今週の名言奇言」に連載した490作品の書評の中から150作品の書評を厳選したのだとか。さらにその中で私が読みたいと強く感じた本は、以下の9作品です。
「世界で最初に飢えるのは日本」/鈴木宣弘
日本の食料自給率は先進国中最低レベルの37%。しかも野菜の種や鶏のエサは全面的に輸入に頼っているので、真の食料自給率は壊滅的に低い。日本の農業が過保護だから自給率が下がったのではなく、農家の所得に占める補助金率は、日本では30%程度、英仏は90%以上。
国内の食料・農業を守ることは、国防の要。
「蜜蜂と遠雷」/恩田陸
ある国際ピアノコンクールに出場する4人の若者の物語。
並みいる音大卒業生を押しのけて観客を魅了し翻弄するのは、音楽教育をほとんど受けていない養蜂家の子、16歳の「蜜蜂王子」。
150万部超のベストセラーとなり、2019年に映画化。
「アップルソング」/小手鞠るい
女性報道写真家の一生を描いた長編小説。報道写真家を主人公にすることにより、戦後の数々の大事件の現場にすべて主人公がいたという設定を可能にした。
戦後史を臨場感たっぷりに味わえるだけでなく、ドキドキの恋愛も描かれている。
「[実践]小説教室」/根本昌夫
2017年下期の芥川賞を同時受賞した、石井遊佳「百年泥」と若竹千佐子「おらおらでひとりいぐも」は、同じ先生の小説講座に通っていた。その講師が、元文芸編集者の根本昌夫氏(著者)である。
小説には、物語と哲学のどちらが欠けてもいけない。
テーマさえ見つかれば、小説を書くことは、いつ始めても遅くない。
「吉田松陰」/一坂太郎
萩博物館の特別学芸員である著者が、吉田松陰が神格化される過程を明かした快著。松陰の妹・文を妻とした久坂玄瑞が、松陰の死後にあの手この手で松陰の神格化を図る。
俗人離れした異端児だったからこそ、大日本帝国にとって理想的な忠君愛国の教育者として祭り上げられたのだ。
「大人のための社会科」/井出英策ほか
人口減少により社会の行き詰まりを感じる私たちに「まあ諦めなさんな」と語りかけてくれる本。著者は、経済学、政治学、歴史学等を専門とする4名の研究者。
社会の豊かさを測る指標はGDP(国内総生産)だけではなく、寿命、教育、所得を総合的に評価するHDI(人間開発指数)という指標も近年用いられている。
選挙は多数決だが、多数決になじまない問題には、どう向き合うか。
歴史の「もし」はないというが、「もし」を考えることは、次にどうすればよいかを導き出すために大切なこと。
「1行バカ売れ」/川上徹也
たった1行で商品が爆発的に売れだす。もしあなたがその1行を書くことができたら、人生が変わると思いませんか?プレゼンもリーダーシップも、印象に残る1行のフレーズが決め手になる。
人の心をつかむ1行の極意を伝授する。
「知っておくと役立つ街の変な日本語」/飯間浩明
三省堂国語辞典の編纂者である著者が、新日本語候補を見つけて紹介してくれる本。立駐(立体駐車場)、フルグラ(フルーツグラノーラ)、つるすべ(つるつるすべすべ)は、日常的に使われているが、国語辞典には未掲載。
激安店の「鬼回るハンドスピナーこちらです」は回転する玩具の案内表示。
「僕たちはどう伝えるか」/中田敦彦
オリエンタルラジオの中田敦彦による「伝え方」の本。副題は「人生を成功させるプレゼンの力」。
プレゼンの力があれば、自分より圧倒的に優れた才能に勝つことができる。
プレゼンは最初が肝心。自信のある顔つきで第一声を発することができれば勝敗は決まる。
原稿は読むな。原稿を持ち込んだ時点で、心をつかむプレゼンは絶対にできない。
専門用語や気取ったカタカナ語は使うな。劣等感を与えたら相手の心は離れていく。
「読書をしていて何より興奮するのは、知らなかった事実に出会ったとき、あるいはそれまでの価値観がひっくり返されたときである。」と斎藤美奈子氏は語ります。
読書をしてそんな興奮を体験したい方に、この「あなかわ」をおススメします。
10年間、あなたの代わりに読んできました。
話題書150冊の「肝の1文」を並べてみたら、いまの日本に至るまで、10年間の進歩、退歩、あし踏みが見えてくる。
「週刊朝日」連載の「今週の名言奇言」を再編集・再構成した一冊。
■現代社会を深掘りしたら
ニュースの表と裏を読む
脱・差別への処方箋
職場と家庭で起きていること
地域の再生に秘策はある?
■文芸作品から社会が見える
フィクションが現実を超えるとき
青春はシュール、家族もシュール
仕事あっての人生だから
文学のトレンドは老後にあり
本当は怖い文学の舞台裏
■文化と暮らしと芸能と
歴史っておもしろい
ネット時代の読む・書く・話す
暮らしと人生のレシピ
あの人の言葉が聞きたい
話題書150冊の「肝の1文」を並べてみたら、いまの日本に至るまで、10年間の進歩、退歩、あし踏みが見えてくる。
「週刊朝日」連載の「今週の名言奇言」を再編集・再構成した一冊。
■現代社会を深掘りしたら
ニュースの表と裏を読む
脱・差別への処方箋
職場と家庭で起きていること
地域の再生に秘策はある?
■文芸作品から社会が見える
フィクションが現実を超えるとき
青春はシュール、家族もシュール
仕事あっての人生だから
文学のトレンドは老後にあり
本当は怖い文学の舞台裏
■文化と暮らしと芸能と
歴史っておもしろい
ネット時代の読む・書く・話す
暮らしと人生のレシピ
あの人の言葉が聞きたい
(amazonより抜粋して引用)

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