THINK BIGGER 「最高の発想」を生む方法 / シーナ・アイエンガー

2024年7月4日木曜日

ノンフィクション

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全盲のコロンビア大学ビジネススクール教授であり、イノベーション、選択、リーダーシップ、創造性研究の第一人者であるアイエンガー氏が、創造性あふれるアイデアを意図的に生み出すための実践的な方法 ”Think Bigger” について講義する本です。

ニューヨークの自由の女神像、ピカソの画法、ニュートンの万有引力の法則、NASAのコロナ患者用人工呼吸器、バスケットボールのルール、ガンディーの非暴力運動、ビヨンド・ミート社の代替肉、ポール・マッカートニーの”Yesterday”など、数々の革新的な発明や作品が作り出されたプロセスを紐解き、誰もがイノベーションを創出できる手法”Think Bigger”を提案し、それについて解説してくれます。
以下、私が理解し印象に残った著者の講義内容の一部をご紹介します。
  • "Think Bigger”は6つのプロセスから構成され、それらは一直線に進むものではなく、行きつ戻りつしながら何度も変化していくものである。
  • ステップ1「課題を選ぶ」:過去に誰も解決していないほどには困難だが、夢物語で終わらないほどには現実的な課題を選ばなくてはならない。
  • ステップ2「課題を分解する」:選んだ課題を多くの小さなサブ課題に分解し、5~7個に絞り込む
  • ステップ3「望みを比較する」:解決策を考えるあなた、解決策のターゲット、解決策の実現を左右する「第三者」の3つの当事者の立場でそれぞれが「解決策に何を望んでいるか」を考える。
  • ステップ4「箱の中と外を探す」:対象となる業界・分野の内外から(多くの領域にまたがって)、サブ課題を解決し得る「既にある解決策」を探してリストアップする。
  • ・ステップ5「選択マップ」:各サブ課題の解決策の組み合わせをさまざま変えて試行錯誤し、ぴったりはまる新規かつ有用な組み合わせを考案する。そしてステップ3の3つの当事者の望みを最も満たす組み合わせを1つ選ぶ。
  • ステップ6「第三の目」:他人に自分のアイデアを説明し、他人があなたのアイデアの中に何を見るかを理解し、あなた自身がアイデアをよりよく理解することにより更に発展させる。
  • アイデアを出すとき、ブレーンストーミングでは周りに忖度して創造性が阻害される傾向があり、一人ひとりが個別にアイデアを出す方が効果が大きいことが実験で知られている。よって”Think Bigger”では、ステップ1~6を1人で最後まで完了し、その後で個人のアイデアをチーム内で共有する。
  • 人間は選択する際に、7個±2個までの項目を脳内に入れて比較することはできるが、それを超えると認知的過負荷の状態に陥り、正しい選択ができなくなる。ステップ2のサブ課題の数は、著者の経験から5~7個がちょうどよい。
  • 追い込まれて何度も頭をひねってやっと出てくるアイデアは、数は少ないが質が高いアイデアであることが多い。ステップ5「選択マップ」では最初のアイデアで満足せず、粘り強くより良いアイデアを考え続けることが欠かせない。
新しいアイデアを生み出し、さまざまな課題を解決したい方、イノベーションを創出したい方におススメします。


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★ベストセラー『選択の科学』著者、13年ぶりの最新刊!
「発想する」とは、「選び抜く」こと。
Netflix、ピカソ、ガンディー、ポアンカレ、Amazon、Microsoft、コロナワクチン開発etc… 事業・社会・人生を劇的に好転させる「アイデア」には共通の「型」があった――。

経営思想界のノーベル賞「Thinkers50」に4度選出。
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(amazonより抜粋して引用)

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関東在住で、医療関係の事務に携わっています。
家事・育児と、遠隔地で一人暮らしをする80歳代の母の健康状態にも目を配りつつ生活しています。
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