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進化生物学、生理学、生物地理学を専門とし、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で社会科学部地理学の教授を務めるジャレド・ダイアモンド博士が、個人的危機と国家的危機について、その要因を分析し解決策を見出すための方法論を提示する本です。
著者は特に、過去の7つの国家的危機をピックアップし、自身の提示する「国家的危機の帰結にかかわる要因」と照合し解説します。以下に、私が理解した著者の提案と主張の一部を紹介します。
(2)行動を起こすことへの国家としての責任の受容
(3)囲いを作り、解決が必要な国家的問題を明確にすること
(4)他の国々からの物質的支援と経済的支援
(5)他の国々を問題解決の手本にすること
(6)ナショナルアイデンティティ
(7)公正な自国評価
(8)国家的危機を経験した歴史
(9)国家的失敗への対処
(10)状況に応じた国としての柔軟性
(11)国家の基本的価値観
(12)地政学的制約がないこと
【国家的危機の帰結にかかわる要因】
(1)自国が危機にあるという世論の合意(2)行動を起こすことへの国家としての責任の受容
(3)囲いを作り、解決が必要な国家的問題を明確にすること
(4)他の国々からの物質的支援と経済的支援
(5)他の国々を問題解決の手本にすること
(6)ナショナルアイデンティティ
(7)公正な自国評価
(8)国家的危機を経験した歴史
(9)国家的失敗への対処
(10)状況に応じた国としての柔軟性
(11)国家の基本的価値観
(12)地政学的制約がないこと
【7つの国家的危機】
(1)フィンランドにおける1945年以降の対ソ連政策- 大国に隣接する小国家が独力で生き延びるために編み出した知恵は、ソ連の意見を徹底的に受け入れ、忖度し、ソ連との信頼関係を最優先する政策であり、「パーシキヴィ=ケッコネン路線」と呼ばれた。
(2)日本のペリー来航(1853年)以降の近代国家建設
(3)チリの1970年以降の失政(アジェンデ)と軍事政権による独裁(ピノチェト)
(4)インドネシアのスカルノとスハルトによるナショナルアイデンティティ形成
(5)西ドイツ・ブラント首相によるユダヤ人への謝罪と対東ドイツ政策
(3)チリの1970年以降の失政(アジェンデ)と軍事政権による独裁(ピノチェト)
(4)インドネシアのスカルノとスハルトによるナショナルアイデンティティ形成
(5)西ドイツ・ブラント首相によるユダヤ人への謝罪と対東ドイツ政策
- 1970年にワルシャワのゲットーを訪問したブラント首相は、ポーランドの群衆の前で自らひざまずき、ナチスによる犠牲者を追悼し、赦しを求めた。ナチスと第二次大戦の反省をしないドイツ人を忌み嫌っていたポーランド人にも、それが心の底からの真摯な謝罪であることが伝わり、その後ドイツは近隣諸国との関係を比較的順調に構築することができた。
(6)オーストラリア・ウィットラム首相による英国との決別(白豪主義撤廃)と親アジア外交
(7)今日のアメリカにおける政治的妥協の衰退
(7)今日のアメリカにおける政治的妥協の衰退
【日本を待ち受けるもの】
- 日本のジレンマは、他国が移民により緩和してきたことが広く知られている幾つもの問題に苦しみながら、移民に頼らずにそれを解決する方法が見つけられずにいること。
- 【7つの国家的危機】(5)で紹介したドイツの手法がかつての敵国を概ね納得させているのに対して、日本の手法は主要な犠牲者である中国や韓国を納得させそこねているのはなぜだろうか。日本に対する恨みを抱き続ける中国や朝鮮・韓国が軍備を増強している中で、日本は大きな危機に面している。
危機とはその「瞬間」を境に「はるかに」大きな違いが生じる転換点のことだ。
遠くない過去の人類史から何を学び、どう将来の危機に備えるか?
国家的危機に直面した7カ国の事例から全世界が一致して持つべき認識を明らかにする。
ペリー来航で開国を迫られた日本、ソ連に侵攻されたフィンランド、軍事クーデターとピノチェトの独裁政権に苦しんだチリ、クーデター失敗と大量虐殺を経験したインドネシア、東西分断とナチスの負の遺産に向き合ったドイツ、白豪主義の放棄とナショナル・アイデンティティの危機に直面したオーストラリア、そして現在進行中の危機に直面するアメリカと日本・・・。
国家的危機に直面した各国国民は、いかにして変革を選び取り、繁栄への道を進むことができたのか。『銃・病原菌・鉄』『文明崩壊』『昨日までの世界』で知られるジャレド・ダイアモンド博士が、世界7カ国の事例から、次の劇的変化を乗り越えるための叡智を解き明かす! 文庫化にあたり、世界が直面するコロナ危機を分析した序章を新たに追加。
国家的危機に直面した国々は、選択的変化によって生き残る――では、現代日本が選ぶべき変化とは何か?
現代日本は数多くの国家的問題を抱えているが、なかには日本人が無視しているように見えるものもある。
女性の役割、少子化、人口減少、高齢化、膨大な国債発行残高には関心が寄せられている一方で、天然資源の保護、移民の受け入れ、隣国との非友好的関係、第二次世界大戦の清算といった問題には、関心が低いようだ。
現代日本は、基本的価値観を再評価し、意味が薄れたものと残すべきものを峻別し、新しい価値観をさらに加えることで、現実に適応できるだろうか。
そしていま、全世界を襲う病原菌に対し、人類は協調して対処できるだろうか?
国家的危機の帰結を左右する12の要因は、世界の危機対応能力も占うのか。
博覧強記の博士が、世界を襲う危機と、解決への道筋を提案する。
遠くない過去の人類史から何を学び、どう将来の危機に備えるか?
国家的危機に直面した7カ国の事例から全世界が一致して持つべき認識を明らかにする。
ペリー来航で開国を迫られた日本、ソ連に侵攻されたフィンランド、軍事クーデターとピノチェトの独裁政権に苦しんだチリ、クーデター失敗と大量虐殺を経験したインドネシア、東西分断とナチスの負の遺産に向き合ったドイツ、白豪主義の放棄とナショナル・アイデンティティの危機に直面したオーストラリア、そして現在進行中の危機に直面するアメリカと日本・・・。
国家的危機に直面した各国国民は、いかにして変革を選び取り、繁栄への道を進むことができたのか。『銃・病原菌・鉄』『文明崩壊』『昨日までの世界』で知られるジャレド・ダイアモンド博士が、世界7カ国の事例から、次の劇的変化を乗り越えるための叡智を解き明かす! 文庫化にあたり、世界が直面するコロナ危機を分析した序章を新たに追加。
国家的危機に直面した国々は、選択的変化によって生き残る――では、現代日本が選ぶべき変化とは何か?
現代日本は数多くの国家的問題を抱えているが、なかには日本人が無視しているように見えるものもある。
女性の役割、少子化、人口減少、高齢化、膨大な国債発行残高には関心が寄せられている一方で、天然資源の保護、移民の受け入れ、隣国との非友好的関係、第二次世界大戦の清算といった問題には、関心が低いようだ。
現代日本は、基本的価値観を再評価し、意味が薄れたものと残すべきものを峻別し、新しい価値観をさらに加えることで、現実に適応できるだろうか。
そしていま、全世界を襲う病原菌に対し、人類は協調して対処できるだろうか?
国家的危機の帰結を左右する12の要因は、世界の危機対応能力も占うのか。
博覧強記の博士が、世界を襲う危機と、解決への道筋を提案する。
(amazonより抜粋して引用)

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