たった1つの図でわかる!【図解】新・経済学入門 / 髙橋洋一

2024年4月17日水曜日

ノンフィクション

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元財務官僚で経済学者の髙橋洋一氏が、経済理論を”たった1つの図”で初心者にわかりやすく解説してくれる本です。

この”たった1つの図”とは、縦軸を価格、横軸を数量とする「需要と供給の曲線」です。
マクロ経済では、縦軸の価格を「物価」、横軸の数量を「実質GDP」と捉えると、総需要曲線と総供給曲線の変動により物価と実質GDPが変化することが図を用いて説明されます。
同様に、縦軸を賃金、横軸を雇用量(被雇用者数)にすると、労働需要と労働供給の曲線により、賃金と失業者数が変化する様子が図解されます。
更に、縦軸を金利、横軸を貨幣量にすると、日銀は貨幣の需要曲線を直接操作できないものの、供給する貨幣量を増やすことにより民間銀行の金利を下げたり、又は日銀が金利を上げることにより貨幣量が減らせるという仕組みが図示されます。

そして後半ではもう一つ、物価と失業率の関係を表す「フィリップス曲線」という図が、紹介されています。
「フィリップス曲線」で、横軸に物価上昇率、縦軸に失業率をとると、物価上昇率が高くなるにつれて失業率は低下しますが、やがて下げ止まって一定の値となり決してゼロにはならないのだそうです。
その最低水準の失業率を「NAIRU、Non-Acceelerating Inflation Rate of Unemployment(インフレ非加速的失業率)」と呼び、日本のNAIRUは2.5%とされており、それに対応する物価上昇率は2.0%なのだとか。
そして、日本の「インフレ目標2%」は、これに基づいている(!)と解説されます。

毀誉褒貶の激しい著者ですが、シンプルな図一つで「経済の9割を理解」したい方におススメします。

「えっ、本当にこれだけでいいの!?」
たった1つの図を読み解くだけで、世の中で起こっている経済の9割がわかる!
経済理論のなかで、もっともシンプル、かつ汎用性が高いのが、本書で紹介する「1つの図」。
小難しい理論は一切ナシで、この「たった1つの図だけ」で経済を説明する本書。
◎【ミクロ経済学】「モノの値段」はどう決まる?
◎【マクロ経済学】「お金と政策」の話
◎【金融政策】 「日銀と経済」の話
◎【財政政策】 「政府と経済」の話
について、豊富な具体例をもとに徹底解説。
特に【金融政策】【財政政策】については、マイナス金利・日銀総裁の任期終了など、最新の情報についても解説。
「わからないから考えない」
「考えないから流される」
から脱却し、知識を自分のものにして、経済を通じて世の中を見て、自分の頭で考えられるようになる1冊。
(amazonより抜粋して引用)

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関東在住で、医療関係の事務に携わっています。
家事・育児と、遠隔地で一人暮らしをする80歳代の母の健康状態にも目を配りつつ生活しています。
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