生活はクラシック音楽でできている / 渋谷ゆう子

2024年3月16日土曜日

ノンフィクション

t f B! P L

日々の生活の中で私たちが何気なく耳にしているクラシック音楽を、改めて解説してくれる本です。

電話の保留音によく使われているエルガー作曲「愛の挨拶 作品12」は、まだ無名の作曲家だった30歳のエルガーが、周囲の反対を押し切って8歳年上のキャロラインと婚約をしたときに、彼女に贈った曲なのだとか。
そして、キューピーマヨネーズのオリジナルテーマソングだと思っていたあの曲が、ドイツの作曲家レオン・イエッセル作のオペレッタ「おもちゃの兵隊の鑑兵式 作品123」とは知りませんでした。
他にも太田胃散のCMで使われているのがショパン作曲の「24の前奏曲第7番イ長調」だとか、テレビ番組「ナニコレ珍百景」でカメラがズームインするときの音楽はムソルグスキー作「展覧会の絵」の中の一曲「キエフの大門」からだとか、
楽しみながら音楽の豆知識を増やせます。


また、映画で使われたクラシック音楽も紹介されています。
ワーグナー作曲の楽劇「ニーベルングの指輪」の中の「ワルキューレの騎行」が印象的な場面で使われている映画「地獄の黙示録」や、
モーツアルト作曲の「ロンド ニ長調」が、ストーリーを絶妙に暗示させるかのように使われている映画「ドライブ・マイ・カー」など、
QRコードで音楽を聞きながら本書の解説を読むと、映画を見ていない私は無性にその映画を見てみたくなりました。

日常生活の中で聞いているクラシック音楽をもう少しだけ掘り下げて知りたい方におススメです。

日本人には少し敷居が高く感じられるクラシック音楽。
でもコンサートホールまで聴きに行かない人でも、実は生活の中でさまざまな形で耳にしています。
例えば、炊飯器の炊き上がりやお風呂のお湯張り完了で流れる電子音で、TVの人気番組のオープニングテーマとして、映画やアニメの名シーンの一部として、または運動会や結婚式を盛り上げるBGMとして……。
それらの名曲は、ただ聴いているだけでも美しさに浸れますが、そこに隠された作曲家の人生や当時の時代背景、作曲の意図を知ることで、より心に響いてくるものばかりです。
そして、曲を理解することが、映画などを深く鑑賞することにもつながります。
クラシック音楽に触れる機会を探している人、教養として音楽の知識を身につけたい人、そして音楽を通して日常生活をちょっと違った視点で眺めたい人にもおすすめの一冊。
紹介した曲をすぐに聴けるQRコード付き!
(amazonより抜粋して引用)

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関東在住で、医療関係の事務に携わっています。
家事・育児と、遠隔地で一人暮らしをする80歳代の母の健康状態にも目を配りつつ生活しています。
医療・医薬に関する一般向けの本、母のための老人施設・介護の本、私が興味を持つ科学、音楽、歴史に関する本、時事解説本、小説など、年間100冊程度読んでいます。
私が実際に読んでぜひ皆様におすすめしたいと思った本やその関連情報をこのブログで発信していきます。

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