黄砂の籠城 / 松岡圭祐

2024年2月24日土曜日

小説

t f B! P L

清朝末期の義和団の乱(1900年)を舞台とする、松岡圭祐氏の歴史エンタメ小説です。


清から退去命令を受けた欧米列強と日本の公使館関係者・軍人・民間人は、北京在外公館区域(東交民巷)に籠城し、いつ来るかわからない援軍を待ちながら、周辺を包囲する義和団と戦います。

【上巻】
日清戦争後、清国では義和拳教徒が武装集団(義和団)を組織し、1899年に列強の中国侵略に対抗して山東省で蜂起します。
1900年、義和団は「扶清滅洋」を掲げて北京に入城し、外国人への威嚇行動が激しさを増してきます。
新任北京駐在武官の柴五郎陸軍中佐は列強に対し低姿勢ながら緻密な防衛計画と軍事作戦能力を示し、列強11か国の公使館区域内の防衛を統率します。
語学が堪能な櫻井隆一伍長は、通訳と雑務を引き受け必死で柴中佐を支えます。
足並みが揃わない列強11か国の混合軍を、日本陸軍の柴中佐がまとめていく姿は、かっこよくて惚れ惚れします(笑)

下巻
列強11か国の公使館関係者・軍人・民間人、保護した中国人キリスト教徒ら合計約4000人が生活する、北京の東交民巷と呼ばれる公使館区域(南北822m×東西936m)は、20万人の義和団に包囲されます。
やがて、清の西太后は宣戦布告を決断し、
列強11か国の公使館関係者等に対し24時間以内に東交民巷から退去するよう命じますが、一歩外へ出れば義和団に殺されるため、やむを得ず東交民巷での籠城戦が始まります。
義和団の攻撃にいつまで耐えられるか、水や食料はいつまでもつか、援軍はいつ到着するのか、内通者は誰か、そして柴五郎の秘策とは…。

辛く苦しい戦闘の様子をヒヤヒヤ・ドキドキしながら読みたい方におススメします。

今こそ読むべき、日本の快挙。
圧倒的歴史エンタテインメント
元防衛大臣 石破茂推薦!
―1900年春、砂塵舞う北京では外国人排斥を叫ぶ武装集団・義和団が勢力を増していた。
暴徒化して教会を焼き討ち、外国公使館区域を包囲する義和団。
足並み揃わぬ列強11ヵ国を先導したのは、新任の駐在武官・柴五郎率いる日本だった。
日本人の叡智と勇気を初めて世界が認めた、壮絶な闘いが今よみがえる。
(amazonより抜粋して引用)

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関東在住で、医療関係の事務に携わっています。
家事・育児と、遠隔地で一人暮らしをする80歳代の母の健康状態にも目を配りつつ生活しています。
医療・医薬に関する一般向けの本、母のための老人施設・介護の本、私が興味を持つ科学、音楽、歴史に関する本、時事解説本、小説など、年間100冊程度読んでいます。
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