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元は地球惑星物理学を専門とする研究者だったという異色の作家・伊与原新氏の短編集(全6編)で、どれも心がほっこりする物語です。
科学的な小ネタをちょいちょい挟み込みつつ、全体としては人の心の変化を丁寧に描き出していて、読み始めると一気に引き込まれます。そして最後にオチというか謎解きというか、意外な事実が明かされる物語もあります。
これは、巻末の逢坂剛氏との対談を読んで納得したのですが、伊与原新氏の本作以前の作品は全てミステリー小説だったそうです。だから…ですね。
また、その対談で伊与原氏は、「科学をトリックのネタに使うのではなく、科学の世界と人間ドラマを融合させたという点では、あまり他にない小説かなと思って書いていました」と語っています。
それはズバリ、私がこの小説を読んで感じた魅力であり、伊与原氏の狙い通りになったわけですね。
私が印象に残った小説の中のセリフを書き留めます。
- 「わかるための鍵は常に、わからないことの中にある。その鍵を見つけるためには、まず、何がわからないのかを知らなければならない。つまり、わかるとわからないを、きちんとわけるんだ。」
- 「うまくいくことだけを選んでいけるほど、物事は単純ではない。まずは、手を動かすことだ。」
科学でほっこりしたい方におススメします。
全6編を収録したこの短編集は、それぞれに多彩な魅力に富んでいて、単行本発売以来、どれも人気を集めています。
いわばハズレのない短編集なのですが、とりわけ人気の高いのは「エイリアンの食堂」。
舞台はつくば市にある食堂。ここは妻を亡くした男が切り盛りする定食屋なのですが、「エイリアン」とは、そこに来る風変わりな女性客。
毎晩決まった時刻に来店しては、ひとりで定食を注文する。
男の一人娘の鈴花はひそかにあだ名をつけるのですが、はたしてこの女性の素顔とは。
いわばハズレのない短編集なのですが、とりわけ人気の高いのは「エイリアンの食堂」。
舞台はつくば市にある食堂。ここは妻を亡くした男が切り盛りする定食屋なのですが、「エイリアン」とは、そこに来る風変わりな女性客。
毎晩決まった時刻に来店しては、ひとりで定食を注文する。
男の一人娘の鈴花はひそかにあだ名をつけるのですが、はたしてこの女性の素顔とは。
(amazonより抜粋して引用)

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