0.5ミリ / 安藤桃子

2024年2月7日水曜日

小説

t f B! P L

映画監督の安藤桃子さんが書き下ろした、老人と介護ヘルパーの心の交流をテーマとした、ちょっと不思議な物語です。

介護ヘルパーのサワさんは、訪問介護先の老人と添い寝をしたことで事故に巻き込まれ、職を失い、ついでに全預金も失くしてしまいます。
しかし、そこからのバイタリティがすごい!
”流しの介護ヘルパー”として、獲物(老人)の弱みを掴んでは介護サービスの押し売りを始めますが、やがて介護や料理の腕を認められ老人に頼られるようになっていきます。
題名の「0.5ミリ」は、静電気が起こるくらいに近い、人と人との距離感だとか。
サワさんと老人や家族との心の距離の縮まり方が丁寧に描き込まれています。
2013年には作者の実妹である女優の安藤サクラ主演で映画化され、数々の賞を受賞しています。
ちなみにその映画では、実父の奥田瑛二がエグゼクティブプロデューサーを、実母の安藤和津がフードスタイリストを務めたそうです。
老人介護を軸とした意外なストーリー展開を楽しみたい方におススメです。

“しあわせライフ”で介護ヘルパーとして働く山岸サワ。
派遣先の家庭で事件に巻き込まれたサワは、好奇の視線にさらされるであろう“しあわせライフ”に戻る気になれず、街を離れようとするが、さらなるトラブルに遭遇し無一文になってしまう。
今日の生活にも困窮したサワが取った行動とは、様々な老人の世話をしながらその家々で生活することだった。
はじめは警戒、困惑していた老人たちもやがてサワの存在に癒されていく。
サワと老人たちはお互いの出逢いを通し、無味乾燥で単調な人生が動き始め、生きることへの渇望を取り戻しはじめる。
だが、そんなサワ自身も過去に傷を抱えていて……。
奥田瑛二、安藤和津の娘であり、新進気鋭の若手映画監督、安藤モモ子の初の書き下ろし小説!
(amazonより抜粋して引用)

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関東在住で、医療関係の事務に携わっています。
家事・育児と、遠隔地で一人暮らしをする80歳代の母の健康状態にも目を配りつつ生活しています。
医療・医薬に関する一般向けの本、母のための老人施設・介護の本、私が興味を持つ科学、音楽、歴史に関する本、時事解説本、小説など、年間100冊程度読んでいます。
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