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井上靖氏が1957年に発表した、唐の高僧・鑑真の平城京来朝を題材とした歴史小説です。
奈良時代、仏教者に戒律(修行者の生活規律)を授ける伝戒の師を日本に招くという使命を負い、普照ら4名の留学僧が第9次遣唐船で大陸に渡ります。普照らの要請を受けた高僧・鑑真は、渡日を希望する弟子がいないとみるや自ら渡日することを決意します。
しかし、当時の航海技術では渡日は非常に難しく、5回失敗します。
学んだ知識も写した経典も、人命もろとも嵐であっけなく海に沈んでしまう時代、やるせない…。
そしてようやく、6回目で渡日に成功し、ついに鑑真は平城京に来朝したのでした。
ちなみに「天の原ふりさけ見れば~」は、鑑真らと同じ船団で唐を出発した阿倍仲麻呂の歌ですが、彼の乗った船は座礁して大陸南方に漂着し、彼は生涯日本に帰国できなかったそうです。
唐招提寺の甍(鴟尾/しび)は唐から普照宛に届けられたものだとか。
いつかこの小説を思い出しながら、唐招提寺の「天平の甍」をじっくり見てみたいものです。
天平五(733)年、荒れ狂う大海を越えて唐に留学した若い僧たちがあった。
故国の便りもなく、無事な生還も期しがたい彼ら――在唐二十年、放浪の果て、高僧鑒真(がんじん)を伴って普照(ふしょう)はただひとり故国の土を踏んだ……。
鑒真来朝という日本古代史上の大きな事実をもとに、極限に挑み、嵐の中の木の葉のように翻弄される僧たちの運命を、大きな歴史のうねりの中に鮮明なイメージで定着させた画期的な歴史小説。
芸術選奨文部科学大臣賞受賞作。用語、史実等の詳細な注釈を付す。
故国の便りもなく、無事な生還も期しがたい彼ら――在唐二十年、放浪の果て、高僧鑒真(がんじん)を伴って普照(ふしょう)はただひとり故国の土を踏んだ……。
鑒真来朝という日本古代史上の大きな事実をもとに、極限に挑み、嵐の中の木の葉のように翻弄される僧たちの運命を、大きな歴史のうねりの中に鮮明なイメージで定着させた画期的な歴史小説。
芸術選奨文部科学大臣賞受賞作。用語、史実等の詳細な注釈を付す。
(amazonより抜粋して引用)

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