原爆の落ちた日 / 半藤 一利 , 湯川 豊

2023年10月13日金曜日

ノンフィクション

t f B! P L

米国・ドイツ・日本による原爆の開発競争から日本に原爆が投下されるまでを、半藤一利氏らが綿密な調査に基づき克明に描いたドキュメンタリーです。

欧州からナチスに追われて米国に亡命した科学者達は、ドイツが原爆を開発するのではないか恐れ、焦ります
アインシュタインからの手紙に動かされ、米国ルーズベルト大統領は1939年10月、原爆の開発を命じます
しかし、ヒトラーは短期決戦を想定したため、開発に時間のかかる原爆には興味を示さず、ドイツは本格的な開発を行いませんでした。
日本でもごく一部で原爆の研究開発が行われましたが、人・予算・ウラン鉱石ともにほぼ皆無のため、ほとんど進みません。
米国だけが、開発要員50万人と予算20億ドルという大規模なリソースを投入して原爆を開発します。
「原爆が実戦投入可能になったときにドイツは既に降伏していたので日本に投下した」という説もありますが、最新の資料によると米国は1943年5月(ドイツ降伏の2年前)には日本への投下を想定していたそうです。
如何にして広島と長崎の阿鼻叫喚の地獄絵図に至ったのかをこの本で知り、改めて戦争の愚かさと核兵器の罪深さを思わずにはいられません。

戦争中の日本人はなんであったかを、もう一度再現してみようと構想してみた―。
本書は、米・独・日の核兵器開発競争から、刻々と追いつめられる日本の状況、そして原爆が投下された「その日」までを、膨大な資料と取材によって立体的に再現したもの。
原爆の悲惨さのみならず、「戦争」とは何かを根源的に問い、時代を越えて読みつがれる名著である。
(amazonより抜粋して引用)

このブログを検索

ブログ アーカイブ

自己紹介

自分の写真
関東在住で、医療関係の事務に携わっています。
家事・育児と、遠隔地で一人暮らしをする80歳代の母の健康状態にも目を配りつつ生活しています。
医療・医薬に関する一般向けの本、母のための老人施設・介護の本、私が興味を持つ科学、音楽、歴史に関する本、時事解説本、小説など、年間100冊程度読んでいます。
私が実際に読んでぜひ皆様におすすめしたいと思った本やその関連情報をこのブログで発信していきます。

インドの野心 / 石原孝、伊藤弘毅

リンク 朝日新聞の記者としてニューデリー支局に勤務した経験を持つ著者2名が、文化、教育、経済、外交などさまざまな角度から「急成長する大国インドの実像」を描いた新書です。 世界最大の人口 を抱え、 若年層が多い という強みを持つ一方、 教育格差や雇用不足 、 宗教・...

フォロワー

QooQ