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『敦煌(とんこう)』は、1959年に発表された井上靖氏の西域歴史小説です。
西暦1900年、中国の甘粛省敦煌市の近郊にある仏教遺跡「莫高窟(ばっこうくつ)」で、壁の中の空間に封じ込められた大量の経典・写本・文献が偶然発見されました。
封じられたのは11世紀前半と推定されており、文献の大半は漢語で書かれており、内容は仏典でした。
しかし、文献は、他にチベット語・サンスクリット語・コータン語・クチャ語・ソグド語・西夏語で記されたものもあり、また内容も、仏典の他、ゾロアスター教・マニ教・景教の経典など多岐にわたっていました。
そのため、失われた言語・宗教をこの文献より一部復活させたり、当時の民俗・政治の実態を知る上で非常に貴重な学術的資料であり、「敦煌文献」とも呼ばれています。
井上靖氏は、この歴史的な発見を題材として、この小説「敦煌」を書き上げました。
西暦1000年頃の西夏(11~13世紀初頭に中国西北部に存在したタングート族の国)を舞台に、架空の登場人物を躍動させ、戦火の中、経典が石窟に埋められる経緯を細かく描写します。
井上靖の熱い空想力と精緻な筆力が凄すぎます!
西田敏行さんや佐藤浩市さんらが出演し、1989年の第12回日本アカデミー賞で、最優秀作品賞をはじめとする数多くの賞を受賞しています。
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九百年間、眠り続けた仏典四万巻。敦煌文書を巡る雄大なロマン。
西域の夢の都・敦煌の衰亡を描く不朽の名作。
毎日芸術大賞受賞作。
官吏任用試験に失敗した趙行徳は、開封の町で、全裸の西夏の女が売りに出されているのを救ってやった。
その時彼女は趙に一枚の小さな布切れを与えたが、そこに記された異様な形の文字は彼の運命を変えることになる……。
西夏との戦いによって敦煌が滅びる時に洞窟に隠された万巻の経典が、二十世紀になってはじめて陽の目を見たという史実をもとに描く壮大な歴史ロマン。
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官吏任用試験に失敗した趙行徳は、開封の町で、全裸の西夏の女が売りに出されているのを救ってやった。
その時彼女は趙に一枚の小さな布切れを与えたが、そこに記された異様な形の文字は彼の運命を変えることになる……。
西夏との戦いによって敦煌が滅びる時に洞窟に隠された万巻の経典が、二十世紀になってはじめて陽の目を見たという史実をもとに描く壮大な歴史ロマン。
(amazonより抜粋して引用)

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