スクラップ・アンド・ビルド / 羽田圭介

2023年5月14日日曜日

小説

t f B! P L

2015年に発表された羽田圭介氏の小説で、同年の芥川賞を受賞した「スクラップ・アンド・ビルド」です。


主人公は、資格試験の勉強をしている28歳の青年。自らの肉体を筋トレで鍛え上げ、転職のために面接に臨む日々です。

「早う死にたか」と毎日呟く同居の祖父に対し、青年は敢えて過剰に世話をすることで、祖父の頭と体を早く弱らせ、祖父の願望を叶えようとする。(えっ!?)

青年と老人が登場するだけに、タイトルは意味深ですが、そういう直接的な意味ではなさそうです。たぶん。

横道にそれますが、椅子を使って急降下する腕立て伏せって、実際どうやるんでしょう?青年の筋トレのシーンに注目です。

青年と祖父のコントラストが嫌味なく描かれていて、おススメです。

「じいちゃんなんて、早う死んだらよか」。
ぼやく祖父の願いをかなえようと、孫の健斗はある計画を思いつく。
自らの肉体を筋トレで鍛え上げ、転職のために面接に臨む日々。
人生を再構築していく中で、健斗は祖父との共生を通して次第に変化していく――。
瑞々しさと可笑しみ漂う筆致で、青年の稚気と老人の狡猾さを描ききった、羽田圭介の代表作。
新しい家族小説の誕生を告げた第153回芥川賞受賞作が待望の文庫化!
(amazonより引用)

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関東在住で、医療関係の事務に携わっています。
家事・育児と、遠隔地で一人暮らしをする80歳代の母の健康状態にも目を配りつつ生活しています。
医療・医薬に関する一般向けの本、母のための老人施設・介護の本、私が興味を持つ科学、音楽、歴史に関する本、時事解説本、小説など、年間100冊程度読んでいます。
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