FACTFULNESS(ファクトフルネス) / ハンス・ロスリング

2025年9月23日火曜日

ノンフィクション

t f B! P L

医学と統計学を専門とする公衆衛生学者の著者が、思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見るための思考法を紹介する、2019年に翻訳出版された書籍です。

「世界は分断されている」「貧困は広がっている」など、悲観的な思い込みにとらわれている人が世界の大多数のようですが、それは古い情報やネガティブなニュース報道等による印象によるものであり、実際のデータを見ると、教育や医療の向上極度の貧困の減少など、世界は着実に良くなっているのだと著者は説きます。
本書では、こうした10の思い込みについて解説し、事実に基づいた世界の見方を身につける方法を教えてくれます。
国ではなく所得レベルで世界を分類する視点や、感情に流されず冷静にデータを見る習慣など、日常の判断にも役立つヒントが満載です。

著者が投げかける質問と正解を以下にご紹介します。
  1. 現在、低所得国に暮らす女子の何割が初等教育を修了するでしょうか? A: 20% 、B: 40% 、C: 60%  → 正解:C
  2. 世界で最も多くの人が住んでいるのはどこでしょう? A: 低所得国、 B: 中所得国、 C: 高所得国 → 正解:B
  3. 世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は過去20年でどう変わったでしょう? A: 約2倍になった 、B: あまり変わっていない 、C: 半分になった → 正解:C
  4. 世界の平均寿命は現在およそ何歳でしょう? A: 50歳 、B: 60歳 、C: 70歳 → 正解:C
  5. 15歳未満の子供は、現在世界に約20億人います。国連の予測によると、2100年に子供の数は約何人になるでしょう?  A: 40億人 、B: 30億人 、C: 20億人 → 正解:C
  6. 国連の予測によると、2100年には今より人口が40億人増えるとされています。人口が増える最も大きな理由は何でしょう? A: 子供(15歳未満)が増えるから、B: 大人(15歳~74歳)が増えるから 、C: 後期高齢者(75歳以上)が増えるから → 正解:B
  7. 自然災害で毎年亡くなる人の数は、過去100年でどう変化したでしょう? A: 2倍以上になった 、B: あまり変わっていない 、C: 半分以下になった → 正解:C
  8. 現在世界には約70憶人がいますが、その分布は? 選択肢(略) → 正解:「南北アメリカ10億人、欧州10億人、アフリカ10億人、アジア40億人」
  9. 世界中の1歳児のうち、何らかの病気に対して予防接種を受けている子供はどのくらいいるでしょう? A: 20% 、B: 50% 、C: 80%  → 正解:C
  10. 世界中の30歳男性は、平均10年間の学校教育を受けています。同じ年の女性何年間の学校教育を受けているでしょう? A: 9年 、B: 6年 、C: 3年  → 正解:A
  11. 1996年には、トラとジャイアントパンダとクロサイはいずれも絶滅危惧種として指定されていました。この3つのうち、当時よりも絶滅の危機に瀕している動物はいくつでしょう? A: 2つ 、B: 1つ 、C: ゼロ  → 正解:C
  12. いくらかでも電気が使える人は世界にどのくらいいるでしょう? A: 20% 、B: 50% 、C: 80%  → 正解:C
  13. グローバルな気候の専門家は、これから100年で、地球の平均気温はどうなると考えているでしょう? A: 暖かくなる 、B: 変わらない 、C: 寒くなる  → 正解:A
横軸に「女性一人当たりの子供の数」、縦軸に「5歳まで生存する子供の割合」をとったとき、女性一人当たりの子供が3.5人以下で5歳まで生存する割合が90%以上の「先進国」と、女性一人当たりの子供が5人以上で5歳まで生存する割合が95%以下の「発展途上国」に、プロットがはっきりと分かれていたのは1965年のデータであり、多くの人はその印象を持ち続けていると著者はいいます。
しかし、世界の姿は一変し、2017年のデータでは大多数の国(世界の人口の85%)
1965年時点の「先進国」の分類に入り、他の15%も大半が「先進国」と「発展途上国」の間に入ることがデータで示されています。おそらく今(2025年)はもっとその傾向が進んでいることでしょう。
私たちは、もっと事実に基づく世界の見方を学ぶ必要がありそうです。
世界をより前向きに、正しく理解したい方におススメします。

ファクトフルネスとは ――データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣。
賢い人ほどとらわれる10の思い込みから解放されれば、癒され、世界を正しく見るスキルが身につく。
世界を正しく見る、誰もが身につけておくべき習慣でありスキル、「ファクトフルネス」を解説しよう。

世界で300万部の大ベストセラー!

* ビル・ゲイツ、バラク・オバマ元アメリカ大統領も大絶賛!
「名作中の名作。世界を正しく見るために欠かせない一冊だ」―ビル・ゲイツ
「思い込みではなく、事実をもとに行動すれば、人類はもっと前に進める。そんな希望を抱かせてくれる本」―バラク・オバマ元アメリカ大統領

特にビル・ゲイツは、2018年にアメリカの大学を卒業した学生のうち、希望者全員にこの本をプレゼントしたほど。
(amazonより抜粋して引用)

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関東在住で、医療関係の事務に携わっています。
家事・育児と、遠隔地で一人暮らしをする80歳代の母の健康状態にも目を配りつつ生活しています。
医療・医薬に関する一般向けの本、母のための老人施設・介護の本、私が興味を持つ科学、音楽、歴史に関する本、時事解説本、小説など、年間100冊程度読んでいます。
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