元キャリア官僚が告発する ヤバい! 厚生労働省 / 田口勇

2024年4月21日日曜日

ノンフィクション

t f B! P L

厚生労働省で約10年間キャリア官僚として働いた著者が、厚労省の内情を暴露した告発本です。

「厚労省憎し!」「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い!」という、著者の強い思いが前面に出過ぎていて、内容をどの程度信じて良いものか、迷ってしまいます。


厚労省では、2020年2月以降一貫して「新型コロナは、風邪や季節性インフルエンザと同程度の危険性だ」という認識であり、その旨を報道機関あてに文書で通知していたそうです。
しかし、報道機関は「新型コロナは特別に怖い病気だ」という論調で報道しました。これに対して、厚労省が訂正情報を発信せず黙認して国民を誤解させ続けた理由は、①医療関係の予算を拡充して厚労省の権限を拡大するためと、②膨れ続ける医療費を診療控えによって抑制するためだったと、著者は主張します。
その他、PCR検査や飛沫拡散のシミュレーションの結果を解釈する上で重要な基礎的情報についても、厚労省は国民に伝えようとしなかったと批判します。
ウィルスと同程度のサイズの微粒子をマスクが補足する比率が89%もあるとか、しかしマスクの上ではウィルスが7日間も感染力を維持するので捨て方によほど注意しないと却って感染リスクを高めてしまうという説が紹介されている点は興味深いのですが、どちらも引用文献が明示されていないのは残念です。
厚労省の内情に興味がある方におススメします。

【コロナ禍で、日本人の命を軽視した役人の罪】

わざと医師を増やさず医療崩壊
仕事を怠けるために緊急事態宣言
数十年前の数式でのデタラメな予測

新型コロナウイルスによる自粛。
国民に対して正しい事実を伝えず、責任逃れの発想で、健康と命を守ることを怠った厚生労働省。
日本社会が機能不全に陥った元凶はここにあったのだ。
「わざと医師を増やさず医療崩壊」させ、「自分たちが仕事を怠けるため」緊急事態宣言を発し、「数十年前の数式でのデタラメな予測」で大げさに煽るーーダマす、サボる、間違う!
厚労省のキャリア出身の著者が、ひどすぎる官庁の実態を、自らの実体験をもとに赤裸々に告発する。
(amazonより抜粋して引用)

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関東在住で、医療関係の事務に携わっています。
家事・育児と、遠隔地で一人暮らしをする80歳代の母の健康状態にも目を配りつつ生活しています。
医療・医薬に関する一般向けの本、母のための老人施設・介護の本、私が興味を持つ科学、音楽、歴史に関する本、時事解説本、小説など、年間100冊程度読んでいます。
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