麒麟児 / 冲方丁

2024年1月22日月曜日

小説

t f B! P L

新政府軍と旧幕府軍の間で国を二分する戦が起ころうとする中、江戸を無血開城に導いた二人の麒麟児、勝海舟と西郷隆盛の物語です。

徳川慶喜の大政奉還により幕府は消滅しましたが、その後の王政復古~新政府成立の動きは、薩長が単に幕府の権力を横取りしたものと、多くの人の目に映りました。
将来の土地の割譲を目論みそれぞれの陣営に取り入ろうとする英仏
勝と西郷は、敵対するそれぞれの軍の実権を掴んで交渉の総責任者となり、間接的に意思疎通を図ります。
西郷から示された厳しい降伏条件に対し、 勝は旧幕府軍が望む降伏条件を示しぎりぎりの交渉を行います。
結果は無血開城となりましたが、は交渉のまずさを元主君の慶喜になじられ、逆切れします。
西郷は、江戸城攻撃を独断で中止し旧幕府軍に対する大幅な譲歩を主張したために新政府中枢から外され、元主君の島津久光からも恨みを買います。
二人の麒麟児にとって、その時点ではなかなか報われなかったようですが、”江戸城の無血開城”が歴史的に高く評価されていることは間違いないでしょう。


ダイナミックな歴史物語で痛快な読了感を得たい方におススメです。

江戸百万の命を背負い、勝海舟と西郷隆盛、二人の麒麟児が駆ける!
慶応四年三月。鳥羽・伏見の戦いに勝利した官軍は、徳川慶喜追討令を受け、江戸に迫りつつあった。
軍事取扱の勝海舟は、五万の大軍を率いる西郷隆盛との和議交渉に挑むための決死の策を練っていた。
江戸の町を業火で包み、焼き尽くす「焦土戦術」を切り札として。
和議交渉を実現するため、勝は西郷への手紙を山岡鉄太郎と益満休之助に託す。
二人は敵中を突破し西郷に面会し、非戦の条件を持ち帰る。だが徳川方の結論は、降伏条件を「何一つ受け入れない」というものだった。
三月十四日、運命の日、死を覚悟して西郷と対峙する勝。命がけの「秘策」は発動するのか――。
幕末最大の転換点、「江戸無血開城」。
命を賭して成し遂げた二人の“麒麟児”の覚悟と決断を描く、著者渾身の歴史長編。
(amazonより抜粋して引用)

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関東在住で、医療関係の事務に携わっています。
家事・育児と、遠隔地で一人暮らしをする80歳代の母の健康状態にも目を配りつつ生活しています。
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