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外科医である著者が人体や病気について解説するとともに、医療の歴史上のエピソードを織り交ぜながら医学のすばらしさを説く本です。
著者は、「人体はいかによくできているか」という感嘆と、「人体はいかに弱くて脆いか」という落胆、そんな相反する2つの感情を抱くと言います。そしてそんな2つの面を併せ持つ人体の仕組みと、病気や医療の歴史について、医療情報サイト「外科医の視点」で1000万超のページビューを記録し、twitterで10万人のフォロワーを持つ著者の軽妙な語り口で解説します。
私が印象に残ったエピソードと、本書で得られた「つい誰かに伝えたくなるウンチク」の一部を以下にご紹介します。
- お酒を飲んで顔が赤くなるのは、エタノールの中間代謝産物で二日酔いの原因として知られるアセトアルデヒドが体内で増えるため。日本人は遺伝的にそれを分解するアルデヒド脱水素酵素(特にALDH2)の活性が無い又は低い人の割合が4~5割と多く、世界でもトップクラスである。そして、お酒を飲んで顔が赤くなる人は、食道がんになりやすいことが知られている。
- 腎臓の役割は、血液をろ過して不要な水分や電解質のみを尿にすること。脾臓は、最大のリンパ器官で免疫機能の中枢を担う。
- アメリカドクトカゲの毒成分と人の血糖値を下げるホルモン”GLP-1”の構造が類似することをヒントに糖尿病薬が開発され、ベストセラーとなった。
- 毒ガスであるマスタードガスをヒントとして生まれた抗がん剤。奇形児の原因となったサリドマイドを改良して開発された多発性骨髄腫薬などなどエピソードが多数。
- 癌に関連する医療団体等のロゴマークにカニが用いられるのは、乳癌が足を広げたカニのように見えたから。18世紀頃まで体内の癌は発見できなかったので、体表面に現れる乳癌が「最も多い」癌だったため。
- 「発酵」と「腐敗」はともに微生物が生きるために周囲の有機物を分解する活動により生じる。その分解産物が人に役立つなら「発酵」と呼び、役立たないなら「腐敗」と呼ぶ。19世紀半ばにフランスのパストゥールが、この「発酵」と「腐敗」が微生物の働きによるものであることを明らかにした。
- 世界で狂犬病が蔓延していない地域は日本やオーストラリアなど世界で6地域しかない。狂犬病の致死率はほぼ100%と言われ、日本は希少な狂犬病清浄地域である。
私たちは、自分の体のことをほとんど知らない。
人はなぜ病気になるのか?、ヒポクラテスとがん、奇跡の薬は化学兵器から生まれた、医療ドラマでは描かれない手術のリアル、医学は弱くて儚い人体を支える・・・
外科医けいゆうとして、ブログ累計1000万PV超、twitterフォロワー10万人超のフォロワーを持つ著者が、医学5000年の歴史、人が病気になるしくみ、人体の驚異のメカニズム、薬やワクチンの発見をめぐるエピソード、人類を脅かす病との戦い、古代から凄まじい進歩を遂げた手術の歴史などを紹介する。
人はなぜ病気になるのか?、ヒポクラテスとがん、奇跡の薬は化学兵器から生まれた、医療ドラマでは描かれない手術のリアル、医学は弱くて儚い人体を支える・・・
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(amazonより抜粋して引用)

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