銃と十字架 / 遠藤周作

2023年10月17日火曜日

小説

t f B! P L

日本人として初めてエルサレムを訪れ、後にローマに学び司祭となった実在の人物・ペドロ岐部の物語です。

1587年に豊後国(今の大分県)の大名・大友氏の重臣の家に生まれたペドロ岐部は、13歳で有馬のセミナリヨ(小神学校)に入学し、イエズス会に入ります。
その後、江戸幕府のキリシタン追放令によって日本を追放された岐部は、マカオの聖パウロ天主堂で神学を学び組織による保護なしにインドのゴア、エルサレムを経てローマに至り、司祭となります
そして、リスボンから喜望峰を回りゴア、ルソン島を経て、キリシタン弾圧の嵐が荒れ狂う日本に帰国
摘発を逃れながら信徒たちを励まし祈りますが、ついに捕まってしまいます。
愛を説くキリスト教を信奉する西洋の国が東洋の国を侵略し、土地を奪って植民地化する。キリスト教会は、異端の宗教に染まった原住民の魂を救済するため、そこに宣教師を送る。ペドロ岐部はこれを、キリストの教えを間違って理解した結果と捉え、日本に正しいキリスト教を広めようとする、という解釈がこの物語の中核となっています。
日本を追放され、自力で世界を歩き司祭となり、帰国した後にこんなにも壮絶な拷問に耐えて殉教した日本人がいたことに衝撃を受けます。

初めて司祭となった日本人の生涯を描く
「何のために苦しい旅を続けるのか。いつかは捕まり、殺されることも確実なのだ。
しかし、いかなる苦渋にみちても肩から人生の十字架を棄ててはならぬ」……。
船を乗り継ぎ、砂漠をよぎって、日本人として初めてエルサレムを訪れ、後にローマに学び司祭となった実在の人物・ペドロ岐部。
この破天荒な訪欧大旅行は、イエズス会等の組織の保護なしに、個人の自力で成し遂げた、日本人としても最初の快挙だった。
やがて彼はキリシタン弾圧の荒れ狂う日本に立ち戻り、使命に生きたのだが・・・・・・。
17世紀前半の日本におけるキリスト教弾圧の貴重な通史であり、「沈黙」とともに、作者のキリスト教観の理論的な最高峰に位置する一冊である。
一日本人ペトロ岐部の劇的生涯を描く。
(amazonより抜粋して引用)

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関東在住で、医療関係の事務に携わっています。
家事・育児と、遠隔地で一人暮らしをする80歳代の母の健康状態にも目を配りつつ生活しています。
医療・医薬に関する一般向けの本、母のための老人施設・介護の本、私が興味を持つ科学、音楽、歴史に関する本、時事解説本、小説など、年間100冊程度読んでいます。
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