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江戸時代の初頭、明朝(中国)の従属国でありながら薩摩藩に攻められ吸収されていく”琉球王国”を描いた歴史小説です。
明朝と江戸幕府の間で翻弄される南の島"琉球王国"の誇りと苦悩が伝わってくる作品です。私がおススメする第1巻~第3巻の見所、印象深いシーン、感想は次の通りです。
【第一巻】
17世紀初頭、琉球王国は明の従属国として朝貢を認められ貿易による利益を得ていました。
薩摩藩は豊臣秀吉の朝鮮出兵で多大な戦力と戦費を負担し、関ヶ原では西軍に付いたために立場の弱い外様大名となりました。
薩摩藩は、琉球王国の朝貢貿易による利益に目を付けます。
琉球と明の人名や地名などに慣れていない私は、一つ一つ調べながら読み進めたので、第1巻は読み終えるまで結構時間がかかりました。
【第二巻】
日本の戦国時代に、琉球王国は平和な治世が200年余り続いていたため、武力をほとんどもっていません。
薩摩藩の攻撃を恐れる琉球は明に救援を求めますが、明も秀吉への応戦で疲弊しており援軍は期待できないもよう。
薩摩軍の圧倒的な戦力を前に、琉球王国内は主戦・非戦で激論となりますが、尚寧王は祖国の誇りをかけて戦うことを決断します。
ここは尚寧王に心から拍手を送りたくなるおススメの名シーンです。
しかし、もともと争いの少ない南の平和な王国ですから、百戦錬磨の薩摩軍にあっさり敗れてしまいます。
【第三巻】
薩摩軍に敗れた尚寧王らは日本に連行され、駿府で徳川家康に、江戸で徳川秀忠に謁見します。
薩摩藩に吸収されながらも、朝貢貿易による利益を確保するため明に対しては独立王国の体裁を保たなければならない琉球。
海上では、オランダ、イギリス、スペイン、ポルトガルが貿易の利権を争い、琉球と明の沿岸部の人々は、国家の枠を超えた交易圏「南海王国」建設を夢見ます。
やがて福建の海商一族である鄭成功が、台湾からオランダ勢力を一掃し政権を樹立します。
琉球王国のその後の歴史にも興味が湧いてきます。
中国・明からの冊封使を迎えて琉球はわきかえっていた。
時は紀元17世紀初頭、明では万暦34年、日本では慶長11年のことである。
一見華やかな冊封の儀式だが、実はその裏で、琉球は大和と明の間で苦しい立場に置かれていたのである──
沖縄、江戸、京都、薩摩、北京に展開する歴史ロマン。〈全三巻〉
時は紀元17世紀初頭、明では万暦34年、日本では慶長11年のことである。
一見華やかな冊封の儀式だが、実はその裏で、琉球は大和と明の間で苦しい立場に置かれていたのである──
沖縄、江戸、京都、薩摩、北京に展開する歴史ロマン。〈全三巻〉
(amazonより抜粋して引用)
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