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当時62歳で住所不定・無職だった異色の新人作家・赤松利市氏のデビュー作品です。福島の原発事故に絡む、目を背けたくなるような人の感情とお金の生々しい関係がリアルに描かれています。
福島第一原発事故の後、多額の賠償金をもらった原発避難民と、何ももらっていない避難者受入れ地域の住民の心理的な分断、多額の除染マネーを求めて群がる業者、亡くなった家族の弔慰金をもらって自分だけ幸せになることに罪悪感を感じる遺族など、それぞれタブーに切り込んだ"凄み"を感じます。東日本大震災後に赤松氏自身も除染作業員として働いた経験を持ち、この小説は路上生活をしながらネットカフェで書いたと知り、"凄み"の理由がわかった気がしました。
今後も大金と分断で原発に翻弄され続けるのかと思うと、気持ちが沈みます。
この作品を読むと、見てはいけないモノを見せられたような、ネガティブな衝撃を受けますが、それでも覚悟して向き合うべき一冊だと思います。
一号機が爆発した。原発事故の模様をテレビで見ていた木島雄介は、これから何かが変わると確信する。
だが待っていたのは何も変わらない毎日と、除染作業員、原発避難民たちが街に住み始めたことよる苛立ちだった。
六年後、雄介は友人の誘いで除染作業員となることを決心。
しかしそこで動く大金を目にし、いつしか雄介は…。
満場一致にて受賞に至った第一回大藪春彦新人賞受賞作。
だが待っていたのは何も変わらない毎日と、除染作業員、原発避難民たちが街に住み始めたことよる苛立ちだった。
六年後、雄介は友人の誘いで除染作業員となることを決心。
しかしそこで動く大金を目にし、いつしか雄介は…。
満場一致にて受賞に至った第一回大藪春彦新人賞受賞作。
(amazonより抜粋して引用)

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