侍 / 遠藤周作

2023年9月28日木曜日

小説

t f B! P L

伊達政宗の命を受け慶長遣欧使節団を率いて石巻港からメキシコ、スペイン、ローマを旅した下級地侍・支倉常長(はせくら つねなが)の物語です。

仙台藩での布教活動を許可する見返りとしてスペインとの通商交渉を要望する旨の親書を携え、メキシコ、スペイン、ローマに至り、使者としての役目を果たそうと受洗までしますが、交渉は受け入れられず、失意のうちに帰国します。
帰国した日本では全ての藩で禁教令が敷かれ、使節団の目的は既に失われていたことを知ります。
「ひろい世界、あまたの国、大きな海。だが人間はどこでも変わりなかった。どこにも争いがあり、駆け引きや術策が働いていた」
絶望の中、侍は、生涯共にいて決して裏切らない者、それがキリストなのではないかとの想いに至ります。
最後のシーンで私は、キリスト教を信じる意義を垣間見た気がしました。
深く印象に残る名作です。

藩主の命によりローマ法王への親書を携えて、「侍」は海を渡った。
野心的な宣教師ベラスコを案内人に、メキシコ、スペインと苦難の旅は続き、ローマでは、お役目達成のために受洗を迫られる。
七年に及ぶ旅の果て、キリシタン禁制、鎖国となった故国へもどった「侍」を待っていたものは―。
政治の渦に巻きこまれ、歴史の闇に消えていった男の“生”を通して、人生と信仰の意味を問う。
(amazonより抜粋して引用)

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関東在住で、医療関係の事務に携わっています。
家事・育児と、遠隔地で一人暮らしをする80歳代の母の健康状態にも目を配りつつ生活しています。
医療・医薬に関する一般向けの本、母のための老人施設・介護の本、私が興味を持つ科学、音楽、歴史に関する本、時事解説本、小説など、年間100冊程度読んでいます。
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