手のひらの京 / 綿矢りさ

2023年9月11日月曜日

小説

t f B! P L

芥川賞受賞作家・綿矢りささんが、故郷の京都を舞台に、若い三姉妹の心の動きを柔らかに描いた物語です。

長女は結婚に、次女は会社の人間関係に、三女は進路に、それぞれ迷い悩みながら自分の進む道を探します。
祇園祭、五山の送り火、雪の嵐山など、京都の名所や行事が多く出てきて、読んでいると京都に行きたくなります!
京都に住んだことがある人はきっと3倍楽しめるでしょう。
「なんて小さい都だろう。まるで川に浮いていたのを手のひらでそっと掬いあげたような、低い山々に囲まれた私の京。」と、作品中でタイトルの説明がなされ、納得しました。
ゆっくりと時が流れる千年の都・京都で、三姉妹がじっくりと悩み、決意し、着実に成長する姿が丁寧に描かれ、読み終えると優しく穏やかな気持ちになれます
映画化されないかなぁ…。

京都に生まれ育った奥沢家の三姉妹。
長女の綾香は図書館勤務で三十一歳。のんびり屋だが結婚や出産に焦りを感じはじめるお年頃だ。
負けず嫌いの次女、羽依は、入社したばかりの会社でさっそく社内恋愛に勤しむが、女性社員からのいけずにも悩まされる。
そして、理系の大学院に通う三女の凛は、この町を愛しながらも息苦しさを感じ、家族には内緒で新天地を夢見ていた。
春の柔らかな空、祇園祭の蒸し暑い宵、町を囲む紅葉した山々、夜の嵐山に降る雪、……三人それぞれの揺れる思いを、美しい京の四季が包み込む。
「こういう小説をずっと書きたかった」。
綿矢りさがはじめて故郷を舞台に描いた、愛おしくやさしい物語。
(amazonより抜粋して引用)

このブログを検索

ブログ アーカイブ

自己紹介

自分の写真
関東在住で、医療関係の事務に携わっています。
家事・育児と、遠隔地で一人暮らしをする80歳代の母の健康状態にも目を配りつつ生活しています。
医療・医薬に関する一般向けの本、母のための老人施設・介護の本、私が興味を持つ科学、音楽、歴史に関する本、時事解説本、小説など、年間100冊程度読んでいます。
私が実際に読んでぜひ皆様におすすめしたいと思った本やその関連情報をこのブログで発信していきます。

インドの野心 / 石原孝、伊藤弘毅

リンク 朝日新聞の記者としてニューデリー支局に勤務した経験を持つ著者2名が、文化、教育、経済、外交などさまざまな角度から「急成長する大国インドの実像」を描いた新書です。 世界最大の人口 を抱え、 若年層が多い という強みを持つ一方、 教育格差や雇用不足 、 宗教・...

フォロワー

QooQ