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幕末に薩長同盟を促し維新を先導した坂本竜馬を主人公とする国民的歴史小説、不朽の名作です。
全8巻はボリュームがありますが、読み始めれば躍動する竜馬の世界にすぐに没入し、気づけばスイスイ読んでいるはずです(たぶん)。1~8巻で私の中の名シーンや感想は次の通りです。
【1巻】
ペリー来航にも、下級武士の坂本龍馬はどこかまだ他人事のようにのんびり構えてるところが意外です。
竜馬と桂小五郎が真剣(刀)で勝負するシーンは、緊迫感がじりじりと伝わってきます。
司馬遼太郎の小説を読んでいると、どこまでが史実でどこからが創作なのか、わからなくなりますが、面白いので良しとしましょう!
【2巻】
江戸時代の土佐藩は、関ヶ原の合戦で反徳川家についた旧長宗我部氏の家来が「郷士」という下級武士となり、関ヶ原で徳川家に味方し合戦後に徳川家から土佐藩地を与えられた遠江掛川の山内氏の家来が「上士」としてその上位に位置付けられため、士族間でも明らかな上下関係が存在し、階級意識が強かったそうです。
薩摩藩や長州藩にはない土佐藩特有の事情で、上士(山内氏の家来)の佐幕思想が強かったのはうなずけます。
竜馬は郷士(旧長宗我部氏の家来)の家柄。
後に三菱財閥を築く岩崎弥太郎と竜馬が土佐で会っていたことを初めて知りました。同郷ですものね。
2巻は竜馬が脱藩し、武市半平太が吉田東洋を暗殺するところまで。
それにしても、竜馬は女性にモテますね。
【3巻】
坂本龍馬は千葉重太郎に説得され、軍艦奉行並という幕府の要職にある勝海舟を斬りに行きます。
が、勝海舟は、龍馬らに地球儀を見せ、貿易によって外国から金を儲け二百数十隻の艦隊を編成して日本を守るという開国論を説き、龍馬は驚嘆します。
このとき既に咸臨丸でアメリカを見て帰国していた勝海舟の方が、世界の政治や社会情勢について圧倒的によく知っていたということなのでしょう。
【4巻】
生麦事件、下関での外国船砲撃、八月十八日の政変、土佐藩での攘夷志士に対する粛清など幕末の暴風が吹き荒れる中、竜馬は軍艦を入手するための根回しに奔走します。
「ねぶと(腫物)も十分腫れるまで待たなければ針を刺しても膿が出ない」と、まだ時機を見ている竜馬。
そしてついに、幕府からオランダ製の軍艦を1隻入手します。
相変わらず、竜馬、女性にモテすぎです(笑)
【5巻】
長州や土佐の攘夷志士達が池田屋で謀議中に新鮮組に討たれます。
長州藩は「藩主の冤罪を帝に訴える」名目で挙兵し御所を攻撃するも、薩摩藩・会津藩に駆逐されます(禁門の変)。
竜馬が心血を注いだ神戸海軍塾も、禁門の変に加担した塾生がいたことから解散させられ、入手した軍艦も幕府に返還させられてしまいました(涙)
長州は薩摩を恨み「薩賊」と呼び、薩摩はこの機に長州をいっきに討ち号泣せしめた上で降伏条件を決めようと考えます。
薩長同盟までの道のりは、果てしなく遠いようです...。
【6巻】
竜馬は欧米の株式会社を手本として、長崎に亀山社中を設立します。
薩摩と長州の両藩を大株主とし、(幕府が恐れる)薩摩藩の名義で軍艦や武器を外国から輸入し、(幕府に潰されようとしている)長州へ運び、長州の米を(その年不作だった)薩摩に運ぶことで、薩長の双方に利益があることを示します。
商社ビジネスを介して敵対する両藩の融和を促すという手法は、それまでの政治的・思想的な視点だけによる闘争からは思いつかない発想ですね。
激しい憎悪と敵対心をなお引きずりつつ、竜馬の説得により、ついに西郷(薩摩)と桂(長州)が手を結びます。
竜馬の斬新な発想と大胆な行動力が光ります!
【7巻】
佐幕思想を持ちながらも薩長から討幕の協力を期待される土佐藩主・山内容堂は態度を決めかねていました。
苦慮する土佐藩仕置家老の後藤象二郎から助言を求められた竜馬は、山内容堂から将軍に「大政奉還」を進言するという奇策を提案します。
更に長崎から京都に向かう船中で、竜馬は大政奉還とその後の議会制政治や憲法制定など8項目(船中八策)を後藤象二郎に提示します。
内戦により外国から侵略を受けるリスクを減らすという視点だけでなく、その後の民主政治体制まで見通していたのは画期的というべきでしょう。
勝海舟など識者の見識を織り交ぜていたとしても、竜馬、恐るべし!
【8巻】
西郷・大久保らが岩倉具視を通じて討幕の密勅を得るための宮廷工作を続ける中、竜馬・後藤らは大政奉還を実現するべく奔走します。
結果、討幕の密勅は下ったものの、同日に徳川慶喜が大政奉還の意思表明をしたため、密勅は意味を失います。
この時期、時間単位で歴史が動いている緊迫感を感じます。
竜馬は、暫定新政府の体制案を作りますが、1867年12月10日、刺客に襲われ絶命してしまいます。あぁ.....。
歴史はその後、戊辰戦争を経て明治が始まります。
明治政府が発布した五箇条の御誓文が竜馬の船中八策の内容を受け継いでいる点で、改めて竜馬のずば抜けた先見性を感じずにはいられません。
が、勝海舟は、龍馬らに地球儀を見せ、貿易によって外国から金を儲け二百数十隻の艦隊を編成して日本を守るという開国論を説き、龍馬は驚嘆します。
このとき既に咸臨丸でアメリカを見て帰国していた勝海舟の方が、世界の政治や社会情勢について圧倒的によく知っていたということなのでしょう。
【4巻】
生麦事件、下関での外国船砲撃、八月十八日の政変、土佐藩での攘夷志士に対する粛清など幕末の暴風が吹き荒れる中、竜馬は軍艦を入手するための根回しに奔走します。
「ねぶと(腫物)も十分腫れるまで待たなければ針を刺しても膿が出ない」と、まだ時機を見ている竜馬。
そしてついに、幕府からオランダ製の軍艦を1隻入手します。
相変わらず、竜馬、女性にモテすぎです(笑)
【5巻】
長州や土佐の攘夷志士達が池田屋で謀議中に新鮮組に討たれます。
長州藩は「藩主の冤罪を帝に訴える」名目で挙兵し御所を攻撃するも、薩摩藩・会津藩に駆逐されます(禁門の変)。
竜馬が心血を注いだ神戸海軍塾も、禁門の変に加担した塾生がいたことから解散させられ、入手した軍艦も幕府に返還させられてしまいました(涙)
長州は薩摩を恨み「薩賊」と呼び、薩摩はこの機に長州をいっきに討ち号泣せしめた上で降伏条件を決めようと考えます。
薩長同盟までの道のりは、果てしなく遠いようです...。
【6巻】
竜馬は欧米の株式会社を手本として、長崎に亀山社中を設立します。
薩摩と長州の両藩を大株主とし、(幕府が恐れる)薩摩藩の名義で軍艦や武器を外国から輸入し、(幕府に潰されようとしている)長州へ運び、長州の米を(その年不作だった)薩摩に運ぶことで、薩長の双方に利益があることを示します。
商社ビジネスを介して敵対する両藩の融和を促すという手法は、それまでの政治的・思想的な視点だけによる闘争からは思いつかない発想ですね。
激しい憎悪と敵対心をなお引きずりつつ、竜馬の説得により、ついに西郷(薩摩)と桂(長州)が手を結びます。
竜馬の斬新な発想と大胆な行動力が光ります!
【7巻】
佐幕思想を持ちながらも薩長から討幕の協力を期待される土佐藩主・山内容堂は態度を決めかねていました。
苦慮する土佐藩仕置家老の後藤象二郎から助言を求められた竜馬は、山内容堂から将軍に「大政奉還」を進言するという奇策を提案します。
更に長崎から京都に向かう船中で、竜馬は大政奉還とその後の議会制政治や憲法制定など8項目(船中八策)を後藤象二郎に提示します。
内戦により外国から侵略を受けるリスクを減らすという視点だけでなく、その後の民主政治体制まで見通していたのは画期的というべきでしょう。
勝海舟など識者の見識を織り交ぜていたとしても、竜馬、恐るべし!
【8巻】
西郷・大久保らが岩倉具視を通じて討幕の密勅を得るための宮廷工作を続ける中、竜馬・後藤らは大政奉還を実現するべく奔走します。
結果、討幕の密勅は下ったものの、同日に徳川慶喜が大政奉還の意思表明をしたため、密勅は意味を失います。
この時期、時間単位で歴史が動いている緊迫感を感じます。
竜馬は、暫定新政府の体制案を作りますが、1867年12月10日、刺客に襲われ絶命してしまいます。あぁ.....。
歴史はその後、戊辰戦争を経て明治が始まります。
明治政府が発布した五箇条の御誓文が竜馬の船中八策の内容を受け継いでいる点で、改めて竜馬のずば抜けた先見性を感じずにはいられません。
幕末維新史上の奇蹟といわれる坂本竜馬。
土佐の郷士の次男坊、しかも浪人の身でありながら、大動乱期に卓抜した仕事をなしえた。
竜馬の劇的な生涯を中心に、同じ時代をひたむきに生きた若者たちを描く、大歴史ロマン。全8巻。
たびたびドラマ化もされ、現在の竜馬像はこの本で形づくられたともいえる、累計2500万部の国民的ベストセラー。
土佐の郷士の次男坊、しかも浪人の身でありながら、大動乱期に卓抜した仕事をなしえた。
竜馬の劇的な生涯を中心に、同じ時代をひたむきに生きた若者たちを描く、大歴史ロマン。全8巻。
たびたびドラマ化もされ、現在の竜馬像はこの本で形づくられたともいえる、累計2500万部の国民的ベストセラー。
(amazonより抜粋して引用)

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