分子レベルで見た薬の働き なぜ効くのか? どのように病気を治すのか? (ブルーバックス) / 平山 令明

2023年6月1日木曜日

医療・医薬

t f B! P L

体内に入った医薬品は、人体の何にどのように作用して効果を発揮するのか? 代表的な医薬品を取り上げ、その薬効成分が体内で効果を生じるメカニズムを、分子構造図などを提示しながら視覚的に解説してくれる本です。


日本で使われている医薬分子は約1000種類で、その大多数は体内でタンパク質に結合するそうです。
一般に医薬分子は、標的とするタンパク質のくぼんだ場所(活性部位)に潜入して結合し、活発過ぎる標的タンパク質の働きを鎮めたり、働きが十分でない標的タンパク質を活性化させるのだとか。

大村智博士(2015年ノーベル賞受賞)が、土壌中から見つけた微生物が作り出す物質を元に開発した抗寄生虫薬「イベルメクチン」や、
本庶佑博士(2018年ノーベル賞受賞)が開発した免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ」についても、解説されています。

専門的な解説も含まれますが、代表的な医薬分子とタンパク質が結合した画像、開発秘話、わかりやすい例え話もあり、薬理学の入口に優しく導いてくれる一冊です。

あなたが飲んだ薬が、体のなかでなにをしているのか、知っていますか?
薬を理解するために必須の50種類の医薬分子のメカニズムを網羅!
・大村智博士、本庶佑博士がノーベル賞を受けた「イベルメクチン」「オプジーボ」とはどんな薬なのか?
・薬が効かない「耐性菌」はどのように生まれるのか?
・創薬はある種のギャンブル!? 新薬はなぜ高額になるのか?
・人類はインフルエンザ・ウイルスとの闘いに勝利できるのか?
・精神の病気は薬で治療できるのか?
・HIVプロテアーゼ阻害薬とはなにか?
(amazonより抜粋して引用)

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自己紹介

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関東在住で、医療関係の事務に携わっています。
家事・育児と、遠隔地で一人暮らしをする80歳代の母の健康状態にも目を配りつつ生活しています。
医療・医薬に関する一般向けの本、母のための老人施設・介護の本、私が興味を持つ科学、音楽、歴史に関する本、時事解説本、小説など、年間100冊程度読んでいます。
私が実際に読んでぜひ皆様におすすめしたいと思った本やその関連情報をこのブログで発信していきます。

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