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製薬会社で長年、新薬開発に携わった筆者が、医薬品開発によって世界の歴史がどのように変わってきたかを概説してくれる本です。
18世紀半ばに英国海軍医のリンドは、船員の多くが出血・衰弱しやがて死に至る「壊血病」の治療法を見極めるための方法を検討します。
そして、患者を数グループに分け、グループ毎に異なる食事を与える実験を行い、柑橘類によってこの病気が治ることを証明します。
実験によって客観的に効果を検証するという、今では当たり前のことも、人類がそれに気づくまでずいぶん長い時間がかかったんですね。
そんな各時代の、なんと約10種類もの医薬品の開発エピソードが紹介されています。
筆者はかつて、医薬品企業の研究所で新薬の研究に携わり、医薬の可能性と危険性について考える日々を送ってきた。
もしこの薬があの時代にあったら、あの薬があの人物を救っていなければ、と考えるのは、歴史の愛好者として必然であった。
もしコロンブスがビタミンCを知っていたなら、もし特殊アオカビの胞子が、ロンドンの病院のあるシャーレに飛び込んでいなかったら、間違いなく、現在の世界地図は大きく変わっていたはずだ。
もしこの薬があの時代にあったら、あの薬があの人物を救っていなければ、と考えるのは、歴史の愛好者として必然であった。
もしコロンブスがビタミンCを知っていたなら、もし特殊アオカビの胞子が、ロンドンの病院のあるシャーレに飛び込んでいなかったら、間違いなく、現在の世界地図は大きく変わっていたはずだ。
(amazonより抜粋)

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