世界史を変えた薬 / 佐藤健太郎

2023年5月26日金曜日

医療・医薬

t f B! P L

製薬会社で長年、新薬開発に携わった筆者が、医薬品開発によって世界の歴史がどのように変わってきたかを概説してくれる本です。


18世紀半ばに英国海軍医のリンドは、船員の多くが出血・衰弱しやがて死に至る
壊血病」の治療法を見極めるための方法を検討します。
そして、患者を数グループに分け、グループ毎に異なる食事を与える実験を行い、柑橘類によってこの病気が治ることを証明します。
実験によって客観的に効果を検証するという、今では当たり前のことも、人類がそれに気づくまでずいぶん長い時間がかかったんですね。

そんな各時代の、なんと約10種類もの医薬品の開発エピソードが紹介されています。

筆者はかつて、医薬品企業の研究所で新薬の研究に携わり、医薬の可能性と危険性について考える日々を送ってきた。
もしこの薬があの時代にあったら、あの薬があの人物を救っていなければ、と考えるのは、歴史の愛好者として必然であった。
もしコロンブスがビタミンCを知っていたなら、もし特殊アオカビの胞子が、ロンドンの病院のあるシャーレに飛び込んでいなかったら、間違いなく、現在の世界地図は大きく変わっていたはずだ。
(amazonより抜粋)

このブログを検索

ブログ アーカイブ

自己紹介

自分の写真
関東在住で、医療関係の事務に携わっています。
家事・育児と、遠隔地で一人暮らしをする80歳代の母の健康状態にも目を配りつつ生活しています。
医療・医薬に関する一般向けの本、母のための老人施設・介護の本、私が興味を持つ科学、音楽、歴史に関する本、時事解説本、小説など、年間100冊程度読んでいます。
私が実際に読んでぜひ皆様におすすめしたいと思った本やその関連情報をこのブログで発信していきます。

インドの野心 / 石原孝、伊藤弘毅

リンク 朝日新聞の記者としてニューデリー支局に勤務した経験を持つ著者2名が、文化、教育、経済、外交などさまざまな角度から「急成長する大国インドの実像」を描いた新書です。 世界最大の人口 を抱え、 若年層が多い という強みを持つ一方、 教育格差や雇用不足 、 宗教・...

フォロワー

QooQ