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イスラエル出身の歴史学者・哲学者である知の巨人ハラリ氏が、「情報」という切り口から人類史を再構成する試みです。
著者は、情報は事実を“表示”するものではなく、人々を結びつけ秩序をつくる力だと位置づけ、神話・宗教・国家・貨幣・官僚制・印刷技術などがどのように巨大なネットワークを形成してきたかを描きます。特に「不可謬性(間違えないとされる情報体系)」と「可謬性(誤りを前提に自己修正する体系)」の対比を軸に、宗教や魔女狩り、全体主義がいかに情報を独占し暴走したかを示す一方、科学や民主主義は、強い自己修正メカニズムによって秩序を維持してきたと、著者は主張します。
AI時代の議論に入る前段として、人類が情報をどう扱い、どこで失敗してきたかを丁寧に掘り下げていきます。
私の印象に残った著者の主張・見解の一部を、以下にご紹介します。
- 人類は大規模な協力のネットワークを構築することで途方もない力を獲得するものの、そうしたネットワークは、その構築の仕方のせいで力を無分別に使いやすくなってしまっているというのが、本書の核心をなす主張だ。
- 情報は現実を表示しているときもあれば、そうでないときもある。だが、情報はつねに人や物事を結びつける。これが情報の基本的な特徴だ。
- 私たちは、古代アテナイやローマ帝国、アメリカ、ソ連のような歴史的システムにおける情報の政治学を理解して初めて、AIの台頭が持つ画期的意味合いを探る準備が整う。なぜなら、AIにまつわる重大な疑問の一つは、AIが民主的な自己修正メカニズムを助けるか、それとも損なうか、だからだ。
- 民主制とは、多数決原理のことではない。万人の自由と平等を意味する。民主制は、誰もがある程度の自由を保障される制度であり、その自由は、多数派でさえも取り去ることはできない。
歴史的失敗(魔女狩り、スターリン体制など)を踏まえ、これまでの「人類が作ってきた情報ネットワークの仕組み」を整理し、これからのAI時代に備えたい方におススメします。
『サピエンス全史』を超える衝撃――
知の巨人、6年ぶりの書き下ろし超大作
「ネクサス」(NEXUS)とは?
――「つながり」「結びつき」「絆」「中心」「中枢」などの意
石器時代からシリコン時代まで、
「組織」(ネットワーク)が力をもたらす
私たち「賢いヒト」(ホモ・サピエンス)は、10万年に及ぶ発明や発見や偉業を経て、途方もない力を身につけた。
それにもかかわらず、生態系の崩壊や世界戦争など、存亡にかかわる数々の危機に直面している。
*
サピエンスが真に賢いのなら、なぜこれほど自滅的なことをするのか?
その答えは、制御しきれないほどの力を生み出す、大規模な協力のネットワーク――「情報ネットワーク」――の歴史にある。
*
印刷術やマスメディアは文明に何をもたらしたのか?
そして、まったく新しい情報テクノロジーであるAIは、何を変えるのか?――
石器時代からシリコン時代まで、『サピエンス全史』の著者が、人類の歴史をいま再び新たに語りなおす!
知の巨人、6年ぶりの書き下ろし超大作
「ネクサス」(NEXUS)とは?
――「つながり」「結びつき」「絆」「中心」「中枢」などの意
石器時代からシリコン時代まで、
「組織」(ネットワーク)が力をもたらす
私たち「賢いヒト」(ホモ・サピエンス)は、10万年に及ぶ発明や発見や偉業を経て、途方もない力を身につけた。
それにもかかわらず、生態系の崩壊や世界戦争など、存亡にかかわる数々の危機に直面している。
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サピエンスが真に賢いのなら、なぜこれほど自滅的なことをするのか?
その答えは、制御しきれないほどの力を生み出す、大規模な協力のネットワーク――「情報ネットワーク」――の歴史にある。
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印刷術やマスメディアは文明に何をもたらしたのか?
そして、まったく新しい情報テクノロジーであるAIは、何を変えるのか?――
石器時代からシリコン時代まで、『サピエンス全史』の著者が、人類の歴史をいま再び新たに語りなおす!
(amazonより抜粋して引用)

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