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著者は、朝日新聞社で論説委員、編集委員をつとめ、2016年に50歳で退社し、フリージャーナリストになった稲垣えみ子さん(ときどきテレビにも出演されているアフロヘアーの女性)です。
そう、タイトルに「老後」とありますが、筆者は退職後を老後と呼んでいるだけで、世間の基準からすると(?)まだまだお若いのです。そんな筆者が、幼い頃に習っていたピアノに、約40年ぶりに再挑戦する実録&エッセイのような本です。
「どれだけ衰えてダメになっても、今この瞬間を楽しみながら努力することができるかどうかが試されているのだ。登っていけるかどうかなんて関係なく、ただ目の前の事を精一杯やることを幸せと思うことができるのか?もしそれができたなら、これから先、長い人生の下り坂がどれほど続こうと、何を恐れることがあるだろう。」(プロローグより引用)
そんな覚悟を胸に、1年以内に憧れの「月の光(ドビュッシー作)」を弾くことを目標として、日々の練習が始まります。
思い通りに動かない指、
譜読みもままならない衰えた目、
イケメン先生の前でど緊張する心臓、
容赦なく近づいてくる発表会の日・・・。
読んでいる私も一緒にドキドキしてきます。
挫折しては起き上がり、立ち直ったかと思ったらすぐにまたいじける姿は、健気で可愛らしくて、けっこう笑えます。
そして、何よりもピアノへの愛、そして作曲家や音楽そのものへの愛が、あふれるように伝わってくる一冊です。
実は老後の話でもピアノの話でもなく、
私たちがどう生きるかという話だったのに
びっくり。励まされます!
――恩田陸
人はピアノの前に座ると、自分との対話が始まる。 稲垣さんの対話は、正直で面白いうえ、 読んでるこっちまで参加したくなる。
――清水ミチコ
――恩田陸
人はピアノの前に座ると、自分との対話が始まる。 稲垣さんの対話は、正直で面白いうえ、 読んでるこっちまで参加したくなる。
――清水ミチコ
(amazonより抜粋)

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