失楽園 / 渡辺淳一

2023年11月18日土曜日

小説

t f B! P L

1997年に映画やテレビドラマでも大ヒットし、「失楽園ブーム」を巻き起こした恋愛官能小説です。

渡辺淳一氏が描く、奥深い究極の愛の沼を、じっくり味わってみてはいかがでしょうか?
上巻、下巻それぞれの印象深い点、おススメしたい見所、感想は次の通りです。

【上巻】
50代男性サラリーマンの久木祥一郎と30代女性書道講師の松原凛子が友人を介して出会います。
それぞれ家庭を持つ身ですが、2人は魅かれ合い、逢瀬を重ねます。
本作の約7割(←体感)は濃密な性交シーンで、刺激はかなり強めです(笑)。
それぞれの家庭に影響が表れないうちは程よいドキドキ感が味わえますが、密会用に渋谷で家賃15万円/月でマンションを借りる辺りから、行き過ぎて引き返せない怖さを感じます。

【下巻】
それぞれ家族に知られ、2つの家庭が崩壊していきます。
有島武郎と愛人の不倫心中事件や阿部定事件が作中に織り込まれ、それに並行するように2人は愛の底なし沼にはまり込んでいきます。
この辺り、ドロドロして読むのが苦しい…。
今幸せだからこそ落ちる前に死ぬ幸せの絶頂で死ぬ、という2人が選んだ最期は壮絶です。

突然閑職に追いやられた敏腕編集者・久木。
失意にくれる彼の前に、夫との冷え切った関係を持て余す美しき人妻・凛子が現れる。
まるで結ばれるのが宿命であるかのように、ふたりは激しい恋に落ちてしまう。
その純粋なる想いを貫き通すため、ふたりは究極の愛の世界へと足を踏み入れる―。
「人を愛する」ということは、どういうことなのか?
男女の愛の極限を描き切った、渡辺文学の最高傑作。
(amazonより抜粋して引用)

このブログを検索

ブログ アーカイブ

自己紹介

自分の写真
関東在住で、医療関係の事務に携わっています。
家事・育児と、遠隔地で一人暮らしをする80歳代の母の健康状態にも目を配りつつ生活しています。
医療・医薬に関する一般向けの本、母のための老人施設・介護の本、私が興味を持つ科学、音楽、歴史に関する本、時事解説本、小説など、年間100冊程度読んでいます。
私が実際に読んでぜひ皆様におすすめしたいと思った本やその関連情報をこのブログで発信していきます。

インドの野心 / 石原孝、伊藤弘毅

リンク 朝日新聞の記者としてニューデリー支局に勤務した経験を持つ著者2名が、文化、教育、経済、外交などさまざまな角度から「急成長する大国インドの実像」を描いた新書です。 世界最大の人口 を抱え、 若年層が多い という強みを持つ一方、 教育格差や雇用不足 、 宗教・...

フォロワー

QooQ